AEE: Can Movies Make You More Excited to Read?
リンゼイが観たクリストファー・ノーラン監督の映画『オデュッセイア』が全米でホメロスの原作本の販売数を数千パーセント押し上げた。このエピソードでは、映画が原作本の購買意欲を高めた歴史的な事例(ハリー・ポッター、マーシャン、ハンガー・ゲームなど)を紹介しながら、「本と映画」をテーマに英語で自然に会話するためのフレーズを解説する。
この回が答えていること
ノーラン版『オデュッセイア』は原作本の売上にどんな影響を与えたか?
ガーディアン紙の記事によれば、ノーラン映画の公開後にホメロス『オデュッセイア』の本の売上が数千パーセント増加した。高校や大学で一度読んだことがある人が映画を機に再読するケースが多いとみられる。
映画が本の売上を大きく押し上げた歴史的な事例にはどんなものがあるか?
2001年のハリー・ポッター映画公開後に原作本の売上が3倍以上に増加。アンディ・ウィアーの自費出版小説を原作にした映画『マーシャン』(2015年)も大きく売上を伸ばした。同年の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は公開前の週だけで738%の急増を記録した。ハンガー・ゲーム(2012年)やフォレスト・ガンプ(1994年)も同様に書籍販売を促進した。
ノーラン版『オデュッセイア』に対してホストたちはどんな批判をしていたか?
最大の批判はキャストのアクセント。古代ギリシャが舞台にもかかわらず、トム・ホランドやロバート・パティンソンがアメリカ英語のアクセントを使っていたことに違和感を覚えた。古代文明を舞台にした作品では通常イギリス英語風のアクセントが使われるため、この選択は不自然に感じられたと語っている。
映画を先に見るのと本を先に読むのとではどちらが良いとされているか?
本を先に読んでから映画を観る方が良いとされている。先に映画を観てしまうと頭の中にその映像が固定されてしまい、読書時に自分のイメージを自由に膨らませる創造性が損なわれるからだ。ただし実際にはリンゼイのようにマーシャンやプロジェクト・ヘイル・メアリーで映画が先になったケースも多い。
「本と映画」をテーマに英語で会話を始めるにはどんな質問が有効か?
「映画を観て原作本を読みたくなったことはある?」「原作と違う展開が気になった映画はある?」「映画化してほしい本は?」の3つが紹介されている。質問する際は自分自身の答えも準備しておくことが重要とされている。
ノーラン版『オデュッセイア』と本の売上急増
リンゼイはある金曜の午後に映画館で『オデュッセイア』を鑑賞した。IMAXではなく通常スクリーンだったが、大きなスクリーンで観るべき迫力ある作品だと述べている。このノーラン作品を取り上げたガーディアン紙の記事に、オーブリーは注目した。記事のタイトルは「ノーランの映画がオデュッセイアを全米で最も求められる本にするかもしれない」というもので、映画公開後に原作本の売上が数千パーセント増加したという具体的なデータが紹介されていた。
二人は高校時代にオデュッセイアを読んだことがあると語り、映画を観るまでに内容がかなり曖昧になっていたと告白している。映画を観て「あのシーンは原作にあったっけ?もう一度読まないと」と感じた視聴者が多かったのではないかと分析した。
本の売上を押し上げた映画の事例
オーブリーはガーディアンの記事を踏まえ、過去に本の売上を大きく伸ばした映画の事例を紹介した。
**ハリー・ポッターと賢者の石(2001年)**:映画公開後に原作本の売上が3倍以上に増加。映画化の時点でほとんどの読者がすでに読み終えていたと思われるにもかかわらず、この数字を記録した点が特筆される。
**マーシャン(2015年)**:作者アンディ・ウィアーがAmazonで自費出版した小説を原作にした作品。マット・デイモン主演のこの映画が売上を大きく伸ばした。同じウィアー作の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』もライアン・ゴズリング主演で映画化されており、リンゼイが作品名をなかなか思い出せない場面もあったが、どちらも「本も映画も素晴らしい」と強く推薦している。
**フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年)**:映画公開前の1週間だけで原作本の売上が738%急増した。オーブリーは「ゴーン・ガール」との関係にも触れ、この2作が2010年代前半の文学シーンにおいてあるジャンルの書き方を大きく変えたと述べた(ただしネタバレを避けるため詳細は語らなかった)。
**ハンガー・ゲーム(2012年)**・**フォレスト・ガンプ(1994年)**:どちらも映画公開が本の売上を後押しした定番事例として挙げられた。なお、二人ともフォレスト・ガンプの原作本は読んでいないと笑いながら明かした。
ノーラン版への批判:なぜアメリカ英語?
映画の内容については賛否があると触れた上で、オーブリーが最も気になった点はキャストのアクセントだった。古代ギリシャを舞台にした物語なのに、登場人物がアメリカ英語のアクセントで話すことに強い違和感を覚えたという。特にトム・ホランドが「Dad(お父さん)」と呼びかけるシーンでは思わず驚いたと語った。
リンゼイも指摘したように、ゲーム・オブ・スローンズのような古代・中世ファンタジー作品では、特定の地域性を消すためにイギリス英語風のアクセントが使われることが多い。ところが今回の映画ではイギリス出身のトム・ホランドとロバート・パティンソンがアメリカ英語を話し、逆にマット・デイモンやアン・ハサウェイというアメリカ人俳優と混在している。この矛盾した判断の理由を、クリストファー・ノーラン本人にポッドキャストで説明してほしいと冗談交じりに語った。
「本と映画」を英語で話すための質問3選
今回のエピソードの実用パートでは、ネイティブスピーカーとの会話で使えるオープニング質問を3つ紹介した。
1. **「映画を観て原作本を読みたくなったことはある?」**(Has a film ever made you want to read the book?):多くの人が何らかのエピソードを持っているため会話が広がりやすい。 2. **「原作と違う展開になっていた映画で、気になったものはある?」**(Have you ever seen a film based on a book where they changed the story in a way you didn't like?):本と映画の違いに対して人は強い意見を持つことが多く、盛り上がりやすい話題だと説明した。 3. **「映画化してほしい本はある?」**(What is a book you've read that you'd like to see made into a movie?):誰でも自分なりの「まだ映画化されていない名作」を持っているため、個性が出る質問として紹介された。
二人は、質問をするときは自分自身の答えも準備しておくことが重要だと強調した。相手が「思いつかない、あなたは?」と返してきたときに会話を続けられるよう、自分の意見をしっかり持っておくべきだと説いた。
この回の要点
- ノーラン版映画『オデュッセイア』公開後、原作本の売上が数千パーセント増加し、映画が書籍購買に与える影響力の大きさが改めて示された。
- ハリー・ポッター・マーシャン・フィフティ・シェイズなど、歴史的に映画が原作本の売上を何百〜何千パーセントも押し上げた事例は多く、映画と出版は互いに影響し合っている。
- 「本と映画」は英語ネイティブの会話で頻出のトピックであり、質問3選を使えば自然にパーティーなどでの雑談に参加できる。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。