同じ中高に通った二人の学生時代の限界突破
早稲田近辺の同じ中高に通った樋口さんと深井さんが、幼少期から高校時代の「限界突破」エピソードを語り合う。団地の排水路を懐中電灯で探検した話から、学食の味噌汁10円を8杯飲んでCDを買い続けた節約術、ダパンプのメンバーの妹と沖縄修学旅行でカラオケに行った伝説まで、90年代の東京を生きた10代のリアルな記憶が次々と飛び出す。終盤は44歳になった今、同窓会の参加費設定がいかに難問かという現在進行形の悩みでも盛り上がった。
この回が答えていること
幼少期に団地の排水路を懐中電灯で探検していたのはどんなルールで、なぜそこまで熱中したのか?
各棟の集会所をつなぐ排水路にある外せる蓋を子どもたちだけで発見し、懐中電灯2本を持って『今日は6号棟から8号棟まで行けた』と達成感を積んだ。出口の蓋が開くか分からない中でどこまで遠くへ行けるかに熱中した。
中学時代にCDを毎週1枚買い続けるために実践していた具体的な節約方法とは?
学食の味噌汁が1杯10円だったため8杯飲んで80円で昼食を済ませ、浮かせた400〜500円を毎日積み立てた。1週間で約3000円貯まり、毎週CDを1枚買い続けることができた。
同窓会の参加費設定が「フェルマーの最終定理より難しい」とはどういう意味か?
経営者からお小遣い制の子育て世代まで44歳の同級生の経済状況がバラバラで、全員が納得する金額をひとつに決めるのが極めて難しいという意味。誰かが『俺が出す』と言い出せば割り勘に落ち着くのが現実的な解決策だという。
高校の沖縄修学旅行でダパンプのメンバーの妹と何があったか?
同級生の一人がダパンプのダンサー・シノブの妹をナンパし、夜に宿を抜け出して彼女をカラオケに連れていった。深井さん自身は参加しなかったが、帰ってきた当人が何でもないことのように語っていたのが印象的だった。
放課後の定番スポット・高田馬場ビッグボックスではどんな遊びをしていたか?
ボウリング・カラオケ・ビリヤードをこなすのが定番コースで、ボウリングでストライクを出せなかった人は全員からカタパン(ゲンコツ)を食らう謎ルールがあった。殴られすぎて腕が黒くなると痛みを感じなくなったという。
団地の排水路を懐中電灯2本で探検
深井さんが最初に語ったのは、就学前に住んでいた大規模団地での冒険だ。1号棟から10号棟ほどが立ち並ぶ団地の地下には、各棟の集会所をつなぐ排水路が通っており、外せる排水口の蓋を子どもたちだけで発見した。懐中電灯を2本持ち込み、「今日は6号棟から8号棟まで行けた」と達成感を積み上げながら、どこまで遠くに行けるかに熱中した。出口側の蓋が開くかどうかわからないまま進む点がスリルの核心で、35年ぶりに思い出したというこのエピソードに樋口さんも「今だったら絶対怒られますよね」と苦笑いした。
高所から飛び降りる遊びも共通の思い出だ。傘をパラシュート代わりに持って2階から飛び降りる遊びを試みたが、傘が開かずそのまま落ちてひどく痛かったという。樋口さんも幼少期に高いところから飛び降りて頭をぶつけた話を親から聞かされており、「己の勇気を試したい少年たち」という共通の衝動について二人で共感した。
味噌汁10円×8杯:CDのための中学生節約術
樋口さんは中学入学後に音楽への情熱が爆発し、ロック・メタル・クラシック・ジャズとジャンルを横断して開拓を続けた。通学路沿いにあったタワーレコードとHMVに毎日立ち寄り、店員と仲良くなってインディーズ作品の情報を仕入れることが日課になった。問題は資金だ。学食の味噌汁が1杯10円だったため、8杯飲んで80円で昼食を済ませ、浮かせた400〜500円を積み立てた。1週間で約3,000円が貯まるため、毎週CD1枚を買い続けることができたという。深井さんは夏休みだけ魚屋のバックヤードでアルバイトをしていたと明かしたが、理由はすっかり忘れてしまったと笑った。
夏目坂と大江戸線:足腰をめぐる校長の嘆き
二人が通った学校は、東西線・早稲田駅か都営新宿線・曙橋駅のどちらからも徒歩15分という微妙な立地で、早稲田駅側からは急勾配の夏目坂を登りきらなければたどり着けなかった。遅刻ぎりぎりに坂を全力疾走するのが日常で、雪の日は滑って登れないほどの急坂だったという。樋口さんが半年ほど前に学校を訪問した際、校長から「昔の生徒は足腰が強かった。あの坂を毎日全力で走っていたから」と聞かされた。しかし大江戸線の開通で学校から2分の駅ができてからは、生徒の体力が著しく落ちたと校長は嘆いていたという。
修学旅行の伝説:寺の梵鐘と沖縄でのナンパ
中学の修学旅行(京都・大阪)では、お寺の梵鐘を8月に力いっぱい鳴らし、住職が走り出てきて大目玉を食らうという事件が起きた。高校の修学旅行は沖縄で、本島のほか久米島・宮古島など複数の離島を生徒が自由に組み合わせて回る仕組みだった。那覇滞在中、ダパンプのダンサー・シノブの妹をナンパした同級生が現れ、夜に宿を抜け出してカラオケに連れていったという伝説のエピソードが飛び出した。深井さん自身は参加しなかったが、帰ってきた当人が何でもないことのように語っていたのが印象的だったと振り返る。当時は沖縄出身のダパンプやSPEEDが全盛期だったという背景も重なって、妙にリアリティのある話として紹介された。
高田馬場ビッグボックスとゲーセン通いの日々
放課後の集合場所は高田馬場のビッグボックスで、ボウリング・カラオケ・ビリヤードを一通りこなすのが定番コースだった。ボウリングではストライクを出せなかった人が全員からカタパン(ゲンコツ)を食らうという謎ルールが存在し、殴られすぎて腕が黒くなると逆に痛みを感じなくなる、という悪循環もあったという。カラオケは近所の歌広場が1時間180円、ビッグボックス内は350円とコスト差があり、どちらに行くかが真剣な議論になった。新宿のゲームセンター「スポット21」はバーチャファイター2の聖地として有名で有名プレイヤーとも対戦できたが、連勝すると「リアルにファイトしようぜ」と絡まれることもあったという。
同窓会の参加費問題はフェルマーの最終定理より難しい
44歳を過ぎてから少人数の同窓会を始めた樋口さんは、3〜4年かけて規模を育て、昨年は先生や校長も招いて100人規模のホテルパーティーを開催するまでになった。しかし毎回頭を悩ませるのが参加費の設定だ。経営者からお小遣い制の子育て世代まで、44歳の同級生の経済状況はバラバラで、結果として「タコ焼きと薄いビール」しか出ない居酒屋を選ばざるを得ない雰囲気になりがちだと指摘する。「誰かが『俺が出す』と先に言い出せば、みんなが『俺も』となって割り勘に落ち着く」という現実的な解決策を語りながらも、「これはフェルマーの最終定理より難しい問題」と締めくくった。
この回の要点
- 深井さんは幼少期、団地の排水路を懐中電灯2本で探検し「何号棟まで到達できるか」を競う遊びに熱中していた。
- 樋口さんは中学時代、学食の味噌汁10円を8杯飲む節約で週約3,000円を捻出し、タワーレコードで毎週CD1枚を買い続けた。
- 44歳の同窓会は経済格差により参加費設定が難題化しており、誰かが先に「俺が出す」と言い出すのが事実上の最適解という考察が語られた。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。