マイあさ! 午前6時のNHKニュース 2026年10月9日
ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクでロシアによるバス攻撃があり民間人30人を含む計33人が死亡。ゼレンスキー大統領が強く非難する一方、首都キーウでは10月6日から計画停電が始まるなど厳しい冬への懸念が広がっている。国内では神奈川県警の巡査長による他人の期限切れ運転免許証の不正持ち出し問題が発覚し、防衛省が宇宙輸送能力強化の調査研究を始める方針を固めた。また東京理科大学名誉教授が今年のノーベル化学賞を受賞し、柔道世界選手権では村尾三四郎選手が男子90キロ級で2連覇を達成した。
この回が答えていること
ウクライナ東部のバス攻撃はどのような規模で、ゼレンスキー大統領はどう反応したか?
ドネツク州クラマトルスクでバスがロシアの攻撃を受け30人が死亡、同州内の集落でも3人が死亡し計33人が犠牲となった。ゼレンスキー大統領はSNSで「損傷が激しく身元確認できない犠牲者もいる」と述べ、断固として応戦すると強く非難した。
首都キーウで始まった計画停電は市民生活にどう影響しているか?
エネルギー関連施設への攻撃が続く中、キーウでは10月6日から計画停電が開始。飲食店は発電機で乗り切っているが突然の停電や予定超過も発生しており、発電機燃料の軽油は中東情勢の影響で値上がりしている。世論調査ではこの冬のエネルギー状況が悪化すると回答した人が63%に上った。
神奈川県警の巡査長はなぜ他人の期限切れ運転免許証を不正に持ち出したのか?
捜査関係者によると、巡査長は監視対象者の個人情報を確認するために免許証を利用していたとみられる。別の警察署勤務時に内部で入手したとされ、今年8月に遺失物として届け出があり発覚した。本来は交通課が廃棄すべき免許証31枚を不正に持ち出していた。
防衛省が宇宙輸送能力の強化に乗り出す理由と具体的な計画は?
有事の際に人工衛星の機能が失われた場合に代替衛星で速やかに回復する仕組みが必要と判断したため。衛星打ち上げロケットの短期製造・高頻度打ち上げ技術などを対象に近く民間から提案を募り、来年2月をめどに事業者を決定する予定。
柔道世界選手権で村尾三四郎選手はどのように2連覇を達成したか?
田島選手との日本人対決で、開始1分過ぎに小外がけで技ありを奪って主導権を握り、3分過ぎに小外がりで一本勝ちして2連覇を果たした。パリ五輪銀メダリストとしての実力を示した。
ウクライナ東部でバス攻撃、33人死亡
ウクライナ緊急事態庁長官は10月8日、SNSでドネツク州クラマトルスクでバスがロシアの攻撃を受け30人が死亡したと発表した。攻撃により火災が発生し、SNSに投稿された動画・写真には炎上したとみられるバスの骨組みが写っていた。このほか同州内の集落でもロシアの攻撃で3人が死亡し、合計33人が犠牲となった。
ゼレンスキー大統領は8日のSNS投稿で「損傷が激しく、犠牲者の一部は依然として身元が確認できていない」と述べ、断固として応戦すると強く非難した。一方、有力紙コメルサントなどによると、ロシアのリャザン州で「ロシアのGoogle」とも呼ばれるITサービス企業Yandexのデータセンターがウクライナの無人機攻撃を受けて火災が発生し、サービスの一部が利用できなくなる可能性があるとしている。
キーウで計画停電開始、市民に不安広がる
エネルギー関連施設への攻撃が続く中、首都キーウでは10月6日から一般家庭や飲食店などを対象に計画停電が始まった。市内のウクライナ料理店では昨年購入した発電機で照明や調理設備の電力をまかなっている。スマートフォンアプリで1時間単位の停電予定を確認しているが、突然の停電や予定より長い停電が起きることもある。発電機の燃料となる軽油は中東情勢などの影響で昨年より値上がりしている一方、市民が安心して温かい食事を食べられるよう、現時点では値上げを予定していないという。店のマネージャーのオレクサンドル・トゥルチン氏は「この冬は非常に厳しくなるというニュースを見ると不安になります。常に何らかの備えが必要です」と話した。ウクライナの世論調査機関が10月3〜5日に実施した調査では、この冬のエネルギー分野の状況が悪化すると回答した人が63%に上った。
神奈川県警:巡査長が他人の免許証31枚を不正持ち出し
神奈川県警察本部は、横浜市の保土ケ谷警察署警備課に所属する20代の男性巡査長が、免許更新時に回収した他人の期限切れ運転免許証31枚を不正に持ち出していたことを明らかにした。今年8月に遺失物として届け出があり発覚した。捜査関係者によると、巡査長は別の警察署勤務時に内部で入手し、監視対象者の個人情報を確認するために使っていたとみられる。本来は交通課が廃棄すべき免許証を流用していた形で、神奈川県警はこうした方法が警備部門で広く使われていなかったか県内の警察署を対象に調査する方針。
防衛省、衛星の宇宙輸送能力強化へ調査研究
防衛省は人工衛星を使った情報収集を安定的に行えるよう、宇宙への輸送能力強化のための調査研究を始める方針を固めた。有事の際に衛星機能が失われた場合に代替衛星で速やかに回復できる仕組みの構築が必要と判断したためだ。衛星打ち上げロケットの短期製造・打ち上げ方法・コストについて近く民間から提案を募り、来年2月をめどに事業者を決定する。これをもとに新たな宇宙輸送構想を策定し、国内の宇宙産業の発展にもつなげたい考え。防衛省は今年度中に航空自衛隊を航空宇宙自衛隊に改編し、衛星による情報収集強化を進めている。
ノーベル化学賞・柔道世界選手権
今年のノーベル化学賞の受賞者に東京理科大学名誉教授が選ばれた。生命を構成するアミノ酸などの構造の起源の謎に迫る化学反応を発見したことなどが評価された。受賞者はきのう東京・新宿区の東京理科大学を訪れ、学生たちに「すぐに成果が出なくても諦めずに自信を持って研究を続けてほしい」と呼びかけ、「とても良い研究人生で悔いはありません」と語った。
アゼルバイジャンで開かれている柔道世界選手権では大会5日目、男子90キロ級の決勝でパリ五輪銀メダリストの村尾三四郎選手が田島選手との日本選手同士の対決を制し2連覇を達成した。開始1分過ぎに小外がけで技ありを奪い主導権を握ると、3分過ぎに小外がりで一本勝ちした。女子70キロ級では田中志保選手(28)が大会連覇を目指したが、3回戦の延長でドイツの選手に3つ目の指導を受けて反則負けした。
この回の要点
- ドネツク州クラマトルスクへのロシアのバス攻撃で33人が死亡し、キーウでは計画停電が始まるなどウクライナ市民の生活が深刻な影響を受けている。
- 神奈川県警の巡査長が監視対象者の個人情報確認のために他人の期限切れ免許証31枚を不正持ち出し、組織的な利用がなかったか県警が調査に乗り出す。
- 東京理科大学名誉教授が今年のノーベル化学賞を受賞し、柔道世界選手権では村尾三四郎が男子90キロ級2連覇を達成した。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。