ニュース 2026年09月27日午後09時00分 2026年9月27日
2026年9月27日午後9時のNHKラジオニュース。秋雨前線の影響で福岡県内では24時間雨量281mmと9月の観測史上最多を記録し、翌日も全国的に大気が不安定になるほか台風26号が沖縄に接近するおそれがある。また、御嶽山噴火から12年を迎えた長野県王滝村で追悼式が行われ、気象庁長官が出席して防災への誓いを述べた。日本学術会議が来月特殊法人へ移行するのを前にシンポジウムも開催された。
この回が答えていること
福岡県の24時間雨量はどれほどで、9月の記録としてどのような意味を持つか?
福岡県内のアメダス観測点で24時間雨量が281mmに達し、9月としては統計開始以来最多を記録した。九州北部では地盤が緩んでいる箇所もあり、土砂災害への注意が引き続き必要とされている。
台風26号はどこに向かっており、どのような点に警戒が必要か?
台風26号は非常に強い勢力を保ったまま28日にかけて沖縄本島付近に近づくおそれがある。高波への警戒とともに強風や激しい雨にも十分注意が必要で、進路によっては風雨がさらに強まる可能性もある。
日本学術会議が特殊法人に移行することになった経緯は何か?
6年前に当時の菅総理大臣が学術会議側の推薦した会員候補の任命を拒否したことをきっかけに組織のあり方が議論となり、来月、国の機関から特殊法人へ移行することになった。
御嶽山噴火12年の追悼式で気象庁長官はどのような言葉を述べたか?
気象庁の野村長官は、犠牲者の思いは気象庁が不断の努力でより確実な情報を提供し登山者や周辺住民を守ることだとし、職員一同、火山防災に真摯に取り組むことを誓うと述べた。
遺族が起こした国・長野県への賠償請求訴訟はどのような結果になったか?
遺族は国が事前に噴火警戒レベルを引き上げなかったのは違法だとして国と長野県に賠償を求める裁判を起こしていたが、今年1月に遺族側の敗訴が確定した。
九州北部で9月観測史上最多の大雨
気象庁によると、停滞する秋雨前線の影響で27日は九州北部に発達した雨雲が流れ込み続けた。福岡県内のアメダス観測点では午後2時過ぎまでの24時間雨量が281mmに達し、9月としては統計開始以来最多を記録した。九州北部では夜に入って雨は弱まりつつあるものの、これまでの大雨で地盤が緩んでいる箇所もあり、土砂災害への注意が引き続き必要とされている。
28日は全国的に大気不安定、台風26号も沖縄に接近
28日は前線や湿った空気の影響で、北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、局地的に雷を伴う激しい雨が降るおそれがある。土砂災害や低地の浸水に加え、落雷や竜巻などの激しい突風にも警戒が必要だ。
また、台風26号は急速に発達しており、非常に強い勢力を保ったまま28日にかけて沖縄本島付近に近づくおそれがある。高波への警戒とともに強風や激しい雨にも十分注意するよう、気象庁は呼びかけている。台風の進路によっては風雨がさらに強まる可能性もある。
日本学術会議、特殊法人移行前にシンポジウム
来月、国の機関から特殊法人へ移行する日本学術会議について、研究者らでつくる団体が27日、都内でシンポジウムを開いた。学術会議はこれまで政府から独立して政策提言などを行ってきたが、6年前に当時の菅総理大臣が学術会議側の推薦した会員候補の任命を拒否したことをきっかけに組織のあり方が議論され、来月ついに特殊法人へ移行する。
登壇した学術会議の元会長は、今後について「日本の科学者の代表として政府に対して科学者の助言を提示するという使命感を持つことが大事だ。政府に同調するのではなく、科学者組織としての役割を果たすべきだ」と述べた。シンポジウムには6年前に任命されなかった会員候補6人のうち、立命館大学の松宮孝明特任教授と早稲田大学の岡田教授も参加。松宮特任教授は「6人を任命しなかったのは明らかに違法であり、その状態が6年間解消されないことは大きな問題だ」と改めて指摘した。
御嶽山噴火12年、気象庁長官が追悼式に出席
2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火は、死者58人・行方不明者5人の計63人という戦後最悪の火山災害となった。噴火から12年となる27日、ふもとの長野県王滝村では地元自治体主催の追悼式が行われ、遺族や地元関係者ら約60人が参列した。噴火が起きた時刻と同じ午前11時52分に、犠牲者の名前が刻まれた石碑や御嶽山に向かって黙祷し、亡くなった方々を悼んだ。
遺族らは、国が事前に噴火警戒レベルを引き上げなかったのは違法だとして国と長野県に賠償を求める裁判を起こしていたが、今年1月に遺族側の敗訴が確定した。裁判の終結を受け、気象庁の野村長官が追悼式に出席した。気象庁長官の出席は2015年以来となる。野村長官は式で「犠牲となられた皆様の思いは、気象庁が不断の努力を行い、より確実な情報を提供することで山に登る方、周りに住む方々を守ることであると思います。職員一同、胸に刻んで火山防災に真摯に取り組むことを誓い申し上げます」と述べた。式の後、息子と婚約者を亡くした遺族の一人は「終わったことを今さら言っても息子たちは戻ってきませんが、観測機器の精度も良くなっていますので、危ないと思ったら情報を出して必ず止めてほしい」と語った。
この回の要点
- 秋雨前線の影響で福岡県に24時間281mmの9月観測史上最多の大雨が降り、28日も全国的に大気不安定が続くなか台風26号が沖縄に接近するおそれがある。
- 日本学術会議が来月の特殊法人移行を前にシンポジウムを開催し、元会長や6年前に任命拒否された研究者が政府への独立性維持を訴えた。
- 御嶽山噴火から12年の追悼式に気象庁長官が11年ぶりに出席し、火山防災への誓いを述べる一方、遺族は今後の確実な情報発信を求めた。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。