# ニュース 2026年10月21日午前04時00分 - Show: NHKラジオニュース - Published: 2026-10-21 - Canonical: https://podc.club/episode/400203229_4e29e30be68e.html - Audio: https://www.nhk.or.jp/s-media/news/podcast/audio/8f307444ad17c75548194b7623bf06c3_64k.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 東京大学の次期総長に前副学長の藤垣裕子氏が選ばれた経緯をめぐり、文部科学省が東京大学に対して選考の検証と説明責任を果たすよう初めて要請した。またカナダ・アルバータ州の分離独立住民投票では残留支持が多数を占める見通しとなり、北海道北見市では特産のマルメロを湯船に浮かべる「マルメロ湯」が始まった。 ## この回が答えていること ### 文部科学省は東京大学に対して何をなぜ求めたのか 文部科学省は東京大学に対し、選考会議での議論内容・各候補者の評価・比較方法の検証を行い、著しく不当な事実があれば速やかに報告するよう要請した。個別の国立大学の学長選考への検証要請は初めての対応。 ### 東京大学の総長選考はなぜ問題視されているのか 教職員による移行投票で最多得票者のほぼ半数しか得票しなかった前副学長・藤垣裕子氏が逆転して総長予定者となったため、学内外から選考理由の詳しい説明を求める声が上がっている。 ### カナダ・アルバータ州の住民投票はどのような結果になったのか CBCが独自分析の結果として日本時間20日午後2時過ぎに「残留支持が多数を占める見通し」と伝えた。19日に法的拘束力ある手続きを進めるかを問う形で実施された。 ### アルバータ州の分離独立運動の背景にある不満はどのようなものか 石油資源の恩恵を十分に受けられていないという連邦政府への不満に加え、州政府が予算面などで連邦政府から情報を引き出す狙いもあったとされる。トランプ政権との関係緊張も背景にある。 ### 北見市のマルメロ湯はどのような行事で、いつまで行われるのか 中央アジア原産で甘い香りが特徴のマルメロ約70個を湯船に浮かべる恒例行事で、北見市健康センターせせらぎ温泉が収穫時期に合わせ毎年実施している。2026年は10月20日に始まり25日まで行われる。 ## 本文 ## 東京大学総長選考で文科省が異例の検証要請 東京大学の次期総長をめぐる選考問題で、文部科学省は東京大学に対し、選考経緯の検証と学内外への説明責任を果たすよう要請した。個別の国立大学の学長選考について文科省が検証を求めるのは初めてのことで、異例の対応として注目される。 問題の発端は先月(9月)の総長選考にある。教職員による移行投票では最多得票を獲得した候補者がいたが、その得票数のほぼ半数にとどまっていた前副学長の藤垣裕子氏が逆転して新たな総長の予定者となった。この結果に対し、学内外から選考理由の詳しい説明を求める声が相次いでいた。 文科省は要請の中で「自らの社会的責任をしっかりと踏まえ、説明責任を果たすことが東京大学のガバナンス改革を進める上で重要」と指摘。選考会議でどのような議論があったか、各候補者をどう評価・比較したかなどを検証し、「著しく不当な事実があると認められるときは遅滞なく文科省に報告するよう求める」とした。 関文部科学大臣は昨日(10月20日)の記者会見で「選考過程や選考理由について明確な説明がなされていないことは遺憾だ。大学法人の自主性・自立性を発揮していただいて検証・改善を図っていくことが重要だと考えている」と話した。 ## カナダ・アルバータ州の分離独立住民投票、残留多数の見通し 豊富な石油資源を持つカナダ西部のアルバータ州で19日、分離独立に向けた法的拘束力のある手続きを進めるかどうかを問う住民投票が行われた。カナダの公共放送CBCは独自の分析結果として、日本時間の20日午後2時過ぎに「カナダへの残留を支持する住民が多数を占める見通し」と伝えた。 住民投票の背景には複合的な要因がある。州内では豊富な石油資源の恩恵を十分に受けられていないという連邦政府への不満が根強く高まっていた。また州政府が予算などの面で連邦政府から情報を引き出す政治的な狙いもあったと指摘されている。 今回の投票はカーニー首相が率いる連邦政府にとっても大きな課題となっていた。関税問題などをめぐりアメリカのトランプ政権との関係が緊張する中、カーニー首相は現地入りして団結を呼びかけ、州内からのエネルギー輸出を拡大させる意向も示した。残留多数の見通しが出た後も、地域の不満にどう向き合うかは内政上の課題として続くとみられる。 ## 北海道北見市で恒例「マルメロ湯」始まる 北海道北見市の温泉施設「北見市健康センターせせらぎ温泉」で20日、特産の果実マルメロを湯船に浮かべる恒例の「マルメロ湯」が始まった。今年は約70個のマルメロが湯船に浮かべられ、入浴客が手に取って眺めたり香りを楽しんだりしてくつろぐ様子が見られた。 マルメロは中央アジア原産でソフトボールほどの大きさの果実。甘い香りが特徴で、北見市では約40年前から本格的な栽培が行われている。同施設では特産のマルメロの香りを多くの人に楽しんでもらおうと、収穫時期に合わせて毎年この時期に実施している。 訪れた70代の男性は「この季節が来たなと感じます。甘い香りがとてもいい」と語り、80代の男性も「年に1回の楽しみです。温泉に入っていると気分がいいなと感じます」と話した。施設を管理する社会福祉法人の山田孝さんは「今年のマルメロは形がきれいで立派です。香りも楽しめるのでぜひ来てもらいたい」とコメントした。マルメロ湯は10月25日まで行われる。 ## この回の要点 - 文科省が個別の国立大学の学長選考に検証を要請したのは初めてで、東京大学のガバナンスの透明性が問われている - カナダ・アルバータ州の住民投票は残留多数の見通しとなったが、石油資源をめぐる連邦政府への不満は根強く、カーニー政権の課題が続く - 北見市のマルメロ湯は約40年の栽培の歴史を背景に持つ季節の風物詩で、10月25日まで楽しめる