# #94 こたけ正義感さん ゲスト:こたけ正義感 - Show: 永野はミスターTBS - Published: 2026-10-22 - Canonical: https://podc.club/episode/1788816551_c42962a76bbe.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS2074505493.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 弁護士兼芸人のこたけ正義感をゲストに迎え、永野が後輩であるこたけを長年「こたけさん」と敬称で呼んでしまう理由を掘り下げることから始まり、大人数の競争的なバラエティへの苦手意識をふたりが本音で語り合う。さらにこたけが「お笑いを仕事と思わずに楽しむ」という仕事観を披露し、永野が「芸人には励ます歌がいらない」という持論を展開した。 ## この回が答えていること ### 永野はなぜ後輩のこたけ正義感に「こたけさん」と敬称をつけてしまうのか? こたけが弁護士という肩書きを持つ「インテリ枠」だから。永野はインテリや体格が強そうな人にビビる習性があり、弁護士を呼び捨てにするのが心理的に越えられない壁だと告白した。令和ロマンの車や演出家のハスミについても同様の壁があると明かした。 ### こたけ正義感はお笑いの仕事にどんなメンタルで臨んでいるか? 「仕事と思わずにその場を楽しみに行く」が基本スタンス。爪痕を残そうと力むと肩に力が入りうまくいかないため、その場をみんなと共有していい空気を作ることだけ考えて終わる方がよい結果につながると語った。 ### 永野とこたけはひな壇型の大人数バラエティ番組をどう感じているか? ふたりとも強い苦手意識を持つ。永野は40歳のとき同世代MCの番組に若手の中で混じって出演し気まずさを感じた経験を告白。こたけは若手を実質オーディション形式で試す枠での出演が嫌だと語った。 ### 「芸人には励ます歌がいらない」と永野が考える理由は何か? 芸人は舞台に立つだけで仕事が成立する職業なため、報われない努力期間を支える「頑張ろう」という歌が不要になるから。弁護士は結果を出し続けないと対価が発生しないが、芸人は「あなたがそこにいてくれればいい」という性質の仕事だという違いをこたけも納得した。 ### こたけ正義感は永野のトークスタイルのどこを評価しているか? 本音だけを喋り、場を盛り上げるための適当な言葉を一切使わない誠実さを評価している。この芸歴ならテンポで適当なことも言えるのに言わず、心から思っている言葉を最善の選択で発しているところがエッジの効いた発言につながっていると分析した。 ## 本文 ## 「こたけさん」問題――弁護士へのビビりが原因 今回のゲストはこたけ正義感。収録のきっかけの一つは、別番組「引っかかりにーチェ」100回記念スペシャルで、こたけが永野の「こたけさん呼び」を「引っかかること」として挙げていたことだった。後輩であるこたけに対し、永野は会うたびに「こたけさん」と敬称をつけてしまっており、今回の収録でようやく「こたけ」と呼び捨てにした。 永野が敬称を外せない理由は「インテリにビビるから」。弁護士を呼び捨てにするのが心理的にできないと告白した。同様の傾向はほかにも出ており、令和ロマンの車は「車くん」、演出家のハスミは最初に呼び捨てにするときに勇気が要ったと話した。パンサーのメンバーについても、尾形は呼び捨てにできるが、向井は「向井くん」、菅は見た目が怖くて「菅くん」になると語った。向井については「あの笑顔を消したくない」という独自の理由で呼び捨てにできないとも明かし、笑いを誘った。 スペシャルの予告で永野がこたけをあるアーティストに例えたコメントだけが切り取られてオンエアされており、その場の全員が微妙な空気を笑いで乗り越えようとしたエピソードも語られた。 ## ひな壇・大人数バラエティへの本音 話題は大人数が競い合うひな壇型の番組への苦手意識に移った。永野は40歳前後のころ、ラッセン企画で同世代MCがいる番組に若手と混じって出演し、「半身裸でわーってやっているのに一人だけ大人がいる変な感じ」があったと振り返った。ピン芸人として一人で自分を発揮するスタイルが自分には合っていると話した。 こたけも同様に苦手意識を持っており、特に嫌なのは「実質オーディション枠」での出演だという。こたけ正義感として呼ばれて自分の立ち振る舞いをする形ならいいが、若手が一堂に会して実力を試される場に放り込まれる出方は受け入れられないと語った。みんなで面白いと認め合ってお笑いをやりたいのに、「本当に面白いのか」と疑われながら何かをやる空気が好きではないという。 永野も若いころ、あるオーディション的な現場で張り切りすぎた結果、スタッフから「君のコーナーじゃないから控えめに」と言われた経験を明かした。一歩先に出られたとも感じたが、同時に大人数での競争が「向いていない」と悟ったと話した。 ## 「仕事と思わない」こたけのメンタル 永野がこたけに聞きたかったのは「弁護士を経て芸人になった人の仕事観」だった。こたけの答えは「かなり後者」、つまり仕事としてこなすより好きな快感を探す感覚に近いというものだった。ラジオや番組収録も「仕事として行く」という意識は薄く、その場を楽しみに行く方がうまくいくと話した。 爪痕を残さなきゃと力んで出ると肩に力が入ってうまくいかない。その場をみんなと共有していい空気の中で、自分がどう見られるかを考えずに終わる方が結果もついてくるという。このメンタルを続けているとこたけは語った。 こたけはさらに「弁護士は求められた結果を出し続けないとお金が発生しないが、芸人はあなたがそこにいてくれればいい仕事」という職業の本質的な違いも指摘した。仕事の構造が違うのだから、臨み方も変わって当然だという論点で永野も納得していた。 ## 芸人に励ます歌はいらない? 永野が「最近気づいたこと」として持ち出したのが、「励ます歌が自分にはもう必要ない」という話だった。若いころは夢を後押しするような曲を聴いていたが、番組に出ればスタッフや共演者にちゃんと話を聞いてもらえる状態になった今は不要になったという。 さらに一歩進めて、「そもそも芸人という職業にはその種の歌が必要ないのではないか」と問題提起した。トラックのドライバーが走りながら応援ソングで涙する気持ちは理解できる。しかし芸人が「よし頑張ろう」とグっと力を込めるのは、視聴者が求めていないものだとこたけも同意した。永野はかつて激励系の曲をまとめて処分したことを明かし、「あれは自分ではなく別の誰かが聞くべきものだった」と振り返った。 ## 永野の「本音だけ言う」スタイル 後半、こたけは永野のトークスタイルについて「嘘をつかないのが大好き」と評した。この芸歴ならテンポで適当なことを言えるのに、場を盛り上げるための言葉を使わず、心から思っている言葉を最善の選択で発しているところがエッジの効いた発言につながっているという。 知人の演出家が「目が泳いでいる芸人が好き」「永野がたまに怖い顔をするのが好き」と言っていたというエピソードも紹介され、100%天真爛漫に見える人よりも悩みを持っていそうな人の方に引力があるという話でふたりは一致した。ただし本番の場では悩まず自然体でいる方がいいという結論でもまとまり、「準備段階では悩む、出るときは悩まない」という考えに落ち着いた。なおこたけとの対話はこの回だけで完結せず、来週も続く。 ## この回の要点 - 永野はインテリや威圧感のある人物に敬称を外せない心理的な壁を持っており、弁護士のこたけを長年「こたけさん」と呼んできたことを今回の収録でようやく告白した。 - こたけは「仕事と思わずその場を楽しむ」メンタルが好結果につながると語り、弁護士と芸人では仕事の本質的な構造が違うという視点を示した。 - 永野は「芸人には励ます歌がいらない」と気づき、舞台に立つだけで仕事が成立する芸人という職業の特殊性を改めて言語化した。