# #74 「メロいランキングへの道」(ゲスト:ジグザグジギー) - Show: こたけ正義感の聞けば無罪 - Published: 2026-09-27 - Canonical: https://podc.club/episode/1754897606_0589628f7167.html - Audio: https://traffic.omny.fm/d/clips/7e360234-755c-43f9-8509-ae92005f0b89/0ea59c78-4209-4037-98bb-b1a000417b1b/482f03c0-80c8-41c2-9383-b4d200309ee1/audio.mp3?utm_source=Podcast&in_playlist=95511e3f-5948-42af-885a-b1a000434501 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 こたけ正義感がMCを務めた渡辺プロ事務所ライブ「ウェル」で、四千頭身が初の2人漫才を披露してメタいじりを一切せずに優勝した感動エピソードと、こたけの小1息子がボクシンググローブで芸人を蹴りまわした珍事から始まる。ゲストは芸歴19年目のジグザグジギー(樋口・池田)で、シャッフルコンビの偶然から生まれたコンビ結成秘話、ABCお笑いグランプリ3年連続出場やオンバト最終回優勝など実績を重ねながら露出につながらなかった「損した」時代、そしてキングオブコントの持ち時間が4分から5分に延長されて苦戦し、2023年の決勝進出に至るまでのネタ作りの試行錯誤を語る。 ## この回が答えていること ### ジグザグジギーはどんな経緯でコンビを結成したのか? シャッフルコンビ企画のくじで偶然池田と組み、そのままネタをやったら大受けして客投票2位に入り、正式にコンビを結成した。樋口は別コンビ解散後、ピン活動を嫌い半年間池田にアプローチを続けていた。 ### キングオブコントの持ち時間が4分から5分に増えたとき、なぜ苦戦したのか? 4分の頃は5分間走り切る短距離型ネタを量産していたが、5分に延びるとつかみの早さゆえに面白さも早く来てしまい、先を作るのが大変になった。1分半の振りを入れるスタイルへの適応にも時間がかかり苦戦した。 ### ABCグランプリ3年連続出場・オンバト優勝・テレビでネタ50本をこなしながら「損した」と感じる理由は何か? ABC出場時はまだ東京放送がなくコアなファンが名古屋まで見に行く状況で、キングオブコント初期はバナナマンら大御所が2回戦に普通にいる時代、オンバト優勝も最終回で露出に繋がらず、妥当な評価をされていないだけで損はしていると感じるため。 ### こたけ正義感の息子は事務所ライブの楽屋でどんな騒動を起こしたのか? 誰かからもらったボクシンググローブで大はしゃぎし、座付き芸人だけを見定めて蹴ったり殴ったりして回り、楽屋に戻ると髪がびしゃびしゃになるほどで、複数の芸人から被害報告が上がる騒動になった。 ### ジグザグジギーのネタ作りにおける樋口と池田の役割分担はどうなっているのか? 樋口はネタのアイデアを出し、池田がそのアイデアを本(台本)として書き上げるという分業制を2008年の結成当初からずっと続けており、この体制は現在まで変わっていない。 ## 本文 ## 四千頭身が初の2人漫才で優勝、袖では感動の光景 こたけ正義感がMCを担当した渡辺プロの事務所ライブ「ウェル」で、この日の最大のトピックは四千頭身が初めて2人で漫才を披露することだった。袖には芸人スタッフが集まり、「メタなボケを入れてくるはず」という期待が漂っていた。しかし四千頭身はその状況をほぼいじらず、チラッと触れた程度ですぐに本ネタへ。後藤さんがツッコミに回り、石橋さんがひたすら喋りまくるスタイルで、受けに受けてその日一番の拍手で締めた。客投票でも優勝し、金の国やファイヤーサンダーなど実力者がそろう中での勝利だった。 袖では事務所側の先山さんが漫才を見ながら感動して涙をこらえ、「どこで全員で飛び出して抱きしめるか」を周囲に相談していたという。エンディングでそのエピソードが平場でばらされ、会場が温かい空気に包まれた。こたけは「事務所的にはいろいろ大変な時期でも、逆に一致団結したスペシャルな会になった」と振り返る。 ## 息子がボクシンググローブで芸人を蹴りまわす その同じ日、こたけは小学1年生(7歳)の息子を楽屋に連れてきていた。ベビーシッターと一緒に留守番のはずが、誰かからボクシンググローブをもらった息子は大はしゃぎ。座来い芸人だけを見定めて蹴ったり殴ったりして回り、楽屋に戻ったらMCで汗をかいたはずのない息子の髪の毛がびしゃびしゃだった。エンディングで「私も殴られました」「私も蹴られました」という被害報告が複数の芸人から上がり、かなりの先輩にも被害が及んでいた。 前回の事務所ライブでも、息子は先輩芸人全員にボールペンで描いた自分の絵を配って「塗ってください」と強制し、塗り終わった絵に赤ペンで点数をつけて回るという豪胆ぶりを発揮していた。こたけは「芸人に囲まれると子供も調子乗る。また連れて行くかもしれない」と苦笑い交じりに語った。 ## シャッフルコンビの偶然が生んだジグザグジギー結成 ゲストのジグザグジギーは渡辺コメディスクール4期生で芸歴19年目。同期にはさらば青春の光、金属バット、ランジャタイ、ヘンダーソンらがいる。 樋口は養成所時代に別のコンビ「ビッグバン」(韓国の同名グループより先に名乗っていたと主張)を組んで渡辺に入ったが、卒業ライブ選出後3ヶ月で解散。ピン活動は嫌で「池田さんと組みたい」と思い、同クラスで仲が良かった池田に半年間アプローチをかけ続けた。横浜から浅草まで来てもらい、中華街で1時間ほど食事をするなど「徐々に近づいていった」。池田に声をかけた理由は「自分にないものを持っている、見た目がいい、背が高い」という至ってシンプルなものだった。 転機は自主ライブ「ウルトラシー」でのシャッフルコンビ企画。くじで偶然2人が当たり、そのままネタをやったら大受け。客投票で2位(1位はフォーリンラブ)に入り、そのまま正式にコンビを結成した。 ## 「損した」19年間:ABCグランプリ3連続・オンバト最終回優勝が誰にも届かず 2008年の結成初年度からキングオブコントに出場し、2回戦まで進んだことでコントに手応えを感じ以降コント一本に絞る。ABCお笑いグランプリは2012・2013・2014年と3年連続出場、2016年も出場。テレビでのネタ披露は通算50本に達し、NHKのオンバトでは最終回に優勝した。 しかし「損した」という言葉が繰り返し飛び出す。ABC出場時はまだ東京での放送がなく、コアなファンが名古屋まで出向いて見るような状況だった。キングオブコント初期はバナナマンや大御所が2回戦に普通にいる時代で、「若手が痛い目を見る構造」だったと2人で苦笑い。オンバト優勝はその番組の最終回だったため露出に繋がらなかった。樋口は「妥当な評価がされていないだけで損はしている」と語り、池田も否定しなかった。 ## キングオブコント「4分→5分」の1分が狂わせた ネタは樋口がアイデアを出し、池田が本(台本)を書き上げるという分業制をずっと続けてきた。2008年から2017年頃まで持ち時間は4分で、「5分間走り切る、盛り上がり続けるネタ」を目標に短距離型ネタを量産。単独ライブは「3〜4分ネタを並べても満足度が低い」として積極的に行わなかった。 ところが2017年頃に持ち時間が5分へ延長されると苦戦が始まる。「つかみが早い分、面白さが早く来てしまい、先を作るのが大変」という状態に陥った。にゃんこスターのネタは「おそらく3分半ぐらいしかない」とも指摘し、ファイヤーサンダーのように1分半の振りを入れるスタイルへの適応に時間がかかった。2021年ごろ「自分たちのそのままの発想で5分のネタが作れるようになってきた」感覚を掴み、2年後の2023年キングオブコント決勝進出につながったという。 ## この回の要点 - 四千頭身が事務所ライブで初の2人漫才に挑み、メタいじりを一切排除して真っ向勝負した結果その日一番の拍手と客投票優勝を獲得した。 - ジグザグジギーはシャッフルコンビの偶然の成功を経て結成され、ABCグランプリ3年連続出場・オンバト最終回優勝・テレビネタ50本という実績を持つが「誰にも届かなかった」と自嘲する。 - キングオブコントの4分→5分への変更で苦戦したが2021年に適応し、2023年決勝進出へ。ネタは樋口がアイデア、池田が執筆という分業制を19年間一貫している。