kemioの言わせて言うだけEverything · 社会/文化
#139 世界からHelloが消えた
kemioが日本滞在中に収録した今回は、「○○警察」をテーマにリスナーが日常で取り締まりたいことを紹介するアンケート企画回。サブスク地獄・退会困難問題・広告UI妨害といったkemio自身の怒りから始まり、口臭・エレベーター強行突破・新幹線の脱靴・慢性的な遅刻・挨拶スルーまで、リスナー8組の「逮捕状」を掘り下げる。締めくくりは「世界からおはようございますが消えた」という挨拶消滅論で、イタリア・シチリア島で「チャオ」を80%無視された体験談も飛び出す。
この回が答えていること
kemioが今年のハロウィンに例年以上の予算と気合いを注ぎ込んだ理由とは?
マライア・キャリー解凍ミームでクリスマスシーズンが早々に台頭してくることへの対抗心から、その前に来るイベントはハロウィンだと宣言し、昨年のシザーハンズを超える規模で映像制作に過去最大の予算を投じたため。
サブスク入会は秒速なのに退会がこれほど困難なのはなぜで、kemioはどう立ち向かったか?
防犯カメラのように買って完結すべきものまでサブスク化し、しかも入会は秒速なのに解約はアプリ内にボタンすらなく電話も営業時間外という迷宮ぶりに憤り、クーリングオフのような法律整備を消費者センターに本気で救援要請した。
映画館アルバイトのリスナーが「質問を最後まで聞かない客」に抱く問題意識とは何か?
客が質問を最後まで聞かずに立ち去り、後で戻ってきて同じ質問を繰り返すため、接客側は1日に100人からも同じ問いを受ける労力を強いられており、文章も冒頭だけ読んで納得する風潮と重なる問題だと指摘した。
遅刻を繰り返す人への怒りを語りながら、kemioが自分でも白状したこととは?
遅刻は相手の時間へのリスペクト欠如だと怒りながらも、実は自分がこの収録に10分遅刻していたことを白状し、ニューヨークのパーティー文化のように文化差で遅刻の重みが変わる複雑さにも触れた。
日常の挨拶が消滅しつつある原因として、kemioはどのような可能性を挙げたか?
イタリア・シチリア島でハイキング中に「チャオ」と声をかけても約8割に無視された体験を挙げつつ、相手は冷たいのではなくどう返せばいいか分からず戸惑っているだけの可能性もあると述べた。
マライア・キャリー解凍ミームとハロウィン宣戦布告
9月に入ると毎年ネットで拡散する「マライア・キャリー解凍ミーム」——クリスマスシーズンの到来とともに「All I Want for Christmas Is You」がチャートに返り咲くあの現象——を枕に、kemioはハロウィンへの対抗心を剥き出しにする。「クリスマスの前に来るイベントはハロウィンでしょ」と宣言し、今年は昨年のシザーハンズを超える規模で映像制作に最大予算を投じたと明かした。詳細は来週以降に公開予定とのことで、「楽しみにしてるんだなこの人、という感じの優しい目で見てほしい」と照れつつ煽る。
kemio自ら逮捕する「サブスク地獄」と「退会迷宮」
本編最初にkemioが槍玉に挙げたのは、あらゆるものがサブスク化する現代への怒り。防犯カメラを例に「買って設置して完結」できず、アプリ登録・月額課金が必須になる理不尽を訴えた。さらに重砲を向けたのが「入会は秒速、退会は迷宮」問題。ジムやニューヨークで加入した映画サービスでは、アプリ内に解約ボタンがなく電話が必要、しかし「ただいま営業時間外」でかけ直しを忘れ、気づいたら3ヶ月が経過していたという。「最初の1週間無料だから今が入会チャンス」も、1週間以内に辞められた試しがないと断言。「クーリングオフ的な法律を作るべき、消費者センターの皆さん助けて」と本気の救援要請まで飛び出した。
SNS・広告まわりへの怒りも続く。ネット広告の閉じるボタンが意図的に判別しにくい場所に配置され、少しずれると広告ページに飛ばされる仕組み(GIGAファイルビンなどを例示)。X(旧Twitter)の自動スクロールで読もうとした投稿が流れる機能、そして災害時に役立たなくなった検索機能(日英横断検索もできなくなったと指摘)も問題視した。
リスナー警察が取り締まる「日常の小さな怒り」
8組のリスナーから多彩な逮捕状が届いた。映画館アルバイトのたこやきさん(20歳男性)は、質問を最後まで聞かずに立ち去り、戻ってきて同じ質問を繰り返す客への苦言を投稿。kemioは「文章も冒頭だけ読んで納得した気になる人が増えている、自分もやってしまう」と共感し、接客側が1日に100人から同じ質問を受ける労力を想像してほしいと語った。
エレベーターにカバンを挟んで強行乗車するペンデムリンゴさん(23歳女性)の投稿では、kemioが「私はエレベーターで必ず開くボタンを押す派」と表明。新幹線で靴を脱ぐおじさんへのユリーカさん(32歳女性)の怒りに対しては、「飛行機では自分も普通に脱いでいた、おじさんが始まっている」と素直に自白した。公共交通機関でのおならはテロリストと断言しつつも、「音なしおならなら大丈夫と思って決行してるのかも」と推察するひと幕も。
毎端のテンプラさん(27歳)が挙げた「貸した服を言わないと返さない人」では、kemioが「クリーニングして返すべき」という持論を展開。遅刻については「相手の時間へのリスペクトができていない」と語りながら、「自分がこの収録に10分遅刻した」と白状し笑いを誘った。ニューヨークのパーティー文化(5時開始でも誰も5時には来ない)にも触れ、文化差込みで遅刻の複雑さを論じた。
「世界から挨拶が消えた」問題
最後のエミニーニさん(30歳女性)の「挨拶警察」投稿を機に、kemioが挨拶消滅論を熱弁。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」に続き、「ハロー」「ハーイ」まで日常から消えたと嘆く。イタリア・シチリア島でのハイキング中にすれ違う人へ「チャオ」と声をかけたところ約80%に無視されたエピソードも披露。一方、「知らない人から挨拶されると、自分のことが見えているんだと嬉しくなる」とも語り、返し方が分からず戸惑っているだけの可能性にも思いを巡らせた。芸能界では時間帯に関係なく「おはようございます」で統一する文化があることも紹介し、エピソードを締めくくった。
この回の要点
- サブスク加入を秒速にする一方で退会を意図的に困難にする商法は法規制が必要なレベルとkemioは訴え、消費者センターへ直接の救援要請まで行った。
- 遅刻・借り物未返却・マウントなど日常の小さなモヤモヤの根底には相手の時間や気持ちへのリスペクト不足があるとkemioは繰り返し指摘した。
- 「おはようございます」を含む日常の挨拶が現代から消えつつあり、知らない人への声かけ習慣を意識的に取り戻したいというのがこの回の結論。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。