kemioの言わせて言うだけEverything · 社会/文化
#144 ふと思い出すあの人
kemioが5月から準備してきたハロウィン映像作品(2000年代ニューヨーク舞台の映画を再構築、英語版・日本語版の2本)の公開直前情報を明かしつつ、今回のメインテーマ「ふと思い出すあの人」へ。2歳で亡くなった母、芸能デビュー期のマネージャー、そしてマッチングアプリで出会ったイギリス人との顛末など、kemio自身の記憶とリスナー5人のエピソードを交えてノスタルジックなトークが続く。
この回が答えていること
kemioが今年のハロウィンに向けて制作した映像作品とはどのようなものか?
5月から準備し、2000年代ニューヨークを舞台にした映画(サラリーマンが主人公、金融ではない)を題材に脚本を再構築。9月に日本国内で撮影し、英語版と日本語版の2本を制作。kemioが一人二役を演じ、「本質を見失う」というテーマを現代に再解釈した内容。
kemio自身が「ふと思い出す人」として挙げたのは誰か?
2歳の時に亡くなった母(写真は1〜2枚しかなく記憶もない)と、芸能活動開始から約2年でプロジェクトを離れた元担当マネージャー。母については「生きていたら自分はどう違っていたか」を想像することがあり、マネージャーには「今の私を見て誇りに思っていてくれたらいい」と語った。
匂いと記憶のつながりについてkemioはどんな習慣を持っているか?
使い切る直前の香水ボトルを捨てずに保管し、たまに嗅いで当時の記憶に戻る。旅行では空港の免税店で香水を買い、旅行中ずっとつけることでその旅の記憶を香りに紐づけ、戻りたい時に開けるようにしている。
リスナーが「ふと思い出す人」として紹介したエピソードにはどんなものがあったか?
元交際相手への複雑な感情を抱える女性、柔軟剤の匂いで初恋を思い出す女性、「物書き」という一言に品を感じた初恋相手を語る女性、突然退職した中学担任への淡い気持ちを告白した女性、塾講師に好かれたくて数学を解きまくった女性の5人が登場した。
kemioが話したロンドンでのイギリス人との出会いはどのように終わったか?
マッチングアプリで出会ったニューヨーク在住のイギリス人男性と、互いのロンドン滞在が重なりバーで初対面。テキーラソーダをこぼすハプニングが場を和ませ3時間語らった。帰国後は相手から毎日連絡が届いたが、4回目の再会後に「君と出会った時から別の人と真剣に交際していた」と告白され関係が終わった。
ハロウィン映像作品、5月から仕込んでいた
去年のハロウィンはシザーハンズをテーマに採寸・衣装制作を行い、「東京に降り立ったシザーハンズ」をエディトリアル写真として発表したkemio。今年はさらにアップデートし、映像作品に挑戦した。
題材は2000年代のニューヨークを舞台にした映画(サラリーマンが主人公、金融ではない作品)。「本質を見失う」というテーマが今の時代にも通じると感じ、脚本を再構築。英語版と日本語版の2本を制作し、kemioが一人二役を演じた。5月から準備を開始し、9月上旬に日本国内で撮影。作品名や撮影場所は公開直前まで明かさないとしつつ、「映画を知らなくても楽しめる内容になっていると思う」と話した。公開後1年ほど経ってから考察トークをやりたいとも付け加えた。
kemioが「ふと思い出す」人たち
秋の肌寒さとともに今回のメインテーマへ。kemio自身が最初に挙げたのは母だ。2歳の時に亡くなっており写真も1〜2枚しかない。記憶もないため「生きていたらどんな人生になっていたか」を想像することがあると語った。
次いで高校時代の友人、そして芸能活動を始めて約2年でプロジェクトを離れた元担当マネージャーが挙がった。「誰もがまだ可能性を見えていない段階から見出してサポートしてくれた人は一生忘れない。今の私を見て誇りに思っていてくれたらいい」と静かに話した。
匂いが記憶を引き出す
リスナー・ピオさん(24歳)が「小学4年から20歳まで好きだった男性と同窓会で再会・交際したが、今でも同じ柔軟剤の匂いがすると思い出す」と投稿したことをきっかけに、匂いと記憶の話題に発展した。
kemioは視覚・嗅覚・聴覚のなかで匂いが最も強く記憶と結びつくと語り、自身の香水習慣を明かした。使い切る直前のボトルは処分せず保管し、たまに嗅いで当時の記憶に戻る。旅行では空港の免税店で香水を購入し、旅の間ずっとつけることで「この旅の記憶をこの香りに収納する」。懐かしい時期に戻りたいときにそのボトルを開ける、という仕組みだ。音楽も同様に、その時期によく聴いていた曲が当時の状況をまるごと呼び戻すと話した。
リスナー5人のエピソード
**はなさん(28歳)**:2年半付き合ったモラハラ・金なしの元彼。同情から別れを切り出せず、「どうせ死ぬ」と言われたときに現実的になってやっと別れた。今は素敵な彼氏と幸せだが、ふとした瞬間に元彼と比較し「なぜ付き合ったのか」と怖くなるという。kemioは「嫌なことをされた相手ほど記憶に残る。体が覚えているんだと思う」とコメントした。
**ゆまさん(28歳)**:物静かで少女漫画のクールなクラスメイトのような初恋の人。大人になって2人で飲みに行き、ライターをしていると話したところ「ああ、物書きか」と返された。その言葉の品と重みに心を動かされ、ミステリアスな雰囲気が今も記憶に残るという。
**イモニンさん(年齢シークレット)**:中学2年の担任が夢のない自分に「CAに向いていると思う」と言ってくれて初めての目標ができた。集合写真では毎回隣に来て、部活の怪我の際には給食の牛乳をくれ、悩んでいた時期には空き時間に話を聞いてくれた。しかし突然退職し行方不明に。「今思えばちょっと好きだったのかも」と書いてくれた。
**二郎だけど人生ぶち上げさん(20歳)**:塾の先生に好かれたくて、質問する口実のために数学の問題を死ぬ気で解きまくり、会う前にはハンドクリームを塗り、暑い夏でも長袖を着ていた。今は浪人中だが「あの先生に今の自分を見せたい」と語る。
ロンドンで出会ったイギリス人の話
リスナーのニコニココーニーさん(23歳)がマドリードでTikTokerと出会ったエピソードを読んだところで、kemioが今年の頭の体験を告白した。
マッチングアプリでニューヨーク在住のイギリス人男性とマッチしたが返信がなかった。「一回のジャブで引き下がるような人生を歩んでいない」と1か月後に再アプローチし、直接会う約束を提案。相手は「今はロンドンにいる」と返信してきたが、ちょうどkemioも翌週ロンドンに行く予定があり、3日間の滞在中に初対面を果たした。
バーで相手に注文したテキーラソーダを全部こぼすハプニングが起き、それが逆に場を和ませた。3時間話し、3日間で2回会った。帰国後は相手から毎日連絡が届き、自分の好きな音楽を送ってくるなど「自分を知ってほしい」というメッセージが続いた。しかしニューヨークで4回目に会った後から連絡がぴたりと止まり、最終的に「君と出会った時から別の人と真剣に交際していて、その関係が本格的になった」と告白された。先月占い師に相談したが「脈なし、やめた方がいい」と言われたと明かした。
この回の要点
- 今年のハロウィンはシザーハンズから進化し、2000年代ニューヨーク映画を再構築した映像作品2本(英語版・日本語版)をkemioが一人二役で公開予定。
- 旅先の空港で香水を買い旅の記憶を香りに収納する習慣など、匂いが記憶と最も強く結びつくというkemioの持論が語られた。
- 「ふと思い出す人」は恋人・初恋・先生・恩人と多様で、嫌な体験ほど記憶に残りやすいとkemioは語り、自身もロンドンのイギリス人との顛末を今も引きずっていると告白した。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。