第61回 「1年の3分の1しか会えない 夫へのサプライズ」「舞台の衣装」
8か月ぶりの配信となった今回、第47回で取り上げた船乗り夫のリスナー「海の男系サマリス」の妻本人からの返信メールを朗読。10月に32歳を迎える夫へ2人がバースデーソングを熱唱した。後半はリスナー・カホからの質問をきっかけに舞台の早替えの裏側を語り、伊藤さゆり出演中のミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」日本版の客席の空気についても話が及んだ。
この回が答えていること
第47回の船乗りリスナーの妻は、夫のメールが放送されていると気づいた瞬間どんな行動をとったのか?
子供を寝かしつけて家事をしながらラジオを聴いており、話が進むにつれ共通点が増えて自分たちのことだと気づき、出航中の夫にすぐ連絡した。
夫婦が年間の3分の1しか一緒にいられない中で、関係を大切にするために続けている習慣は何か?
一緒にいられる時間が少ない分、子供の話や自分がハマっているもの、おすすめの映画やドラマなどを日頃からよく話すよう心がけている。
舞台の早替えをあの短時間で成立させるために衣裳スタッフが使っている工夫とは何か?
衣裳の一部をマジックテープにするなど加工を施し、自分が上を着替える間に衣裳スタッフが下の着替えをサポートする完全な連携プレーで同時進行させる。
豆電球の下での早替えが楽屋の明かりの下と大きく違う点とは?
豆電球の薄明かりの下では肌がツヤツヤに見えるが、楽屋に戻って明るい照明の下で見るとその見え方がまったく違う。
「ディア・エヴァン・ハンセン」日本版の出演者たちが客席の反応で特に心配していたことは何だったのか?
本場では「エヴァン」という名前が出ただけで歓声が上がるほど熱狂的ファンがいるため、日本版でどこで笑いが起きるか、反応が届くかを不安に思っていた。
8か月ぶりの再スタート
番組の更新は実に8か月ぶり。松岡まゆと伊藤さゆりは「やります」と宣言してから半年近く経ってしまったと苦笑いしながら再スタートを切った。現場では「番組はもう終わりましたか」「今後更新されますか」と聞かれることが多かったといい、業界内でのリスナー率の高さを実感している様子。改めて番組を「皆さんから頂いたエピソードに共感したり妄想したりしながら最後にささやかな『お互い様子』をお送りする寄り添い系トークプログラム」と紹介した。
船乗りの妻から届いた返信メール
今回最初に取り上げたのは、第47回に登場した「海の男系サマリス」さんの奥さんからの返信。第47回では31歳の船乗りの夫が、年間の3分の2以上を海の上で過ごすために妻にいつも寂しい思いをさせてしまっていると綴り、妻へのねぎらいの「お互い様子」をプレゼントしたいというメールが紹介されていた。
その妻本人からメールが届いた。子供を寝かしつけた後に家事をしながらラジオを聴いていて、最初は自分たちのことだとまったく気づかなかったが、話が進むにつれてどんどん共通点が出てきて「これはもしかして私のことなんじゃ」と思い、出航中の夫にすぐに連絡したという。
一緒に過ごせる時間が少ない分、子供の話や自分がハマっているもの、おすすめの映画やドラマなどを日頃からよく話すよう心がけているとのこと。結婚記念日にはハウステンボスのレストランで家族そろって記念日ディナーを楽しんだことも報告された。この番組は妻がYouTubeで聴いていておもしろいと夫に教えたのがきっかけで夫もリスナーになっていたが、まさかメールを送っていたとは知らず本当に驚いたと綴った。
夫は仕事で大変な中でも帰港すると家事や育児を率先してやってくれ、家族の時間をとても大切にしてくれていると感謝の言葉も記されていた。メールの最後には「10月が誕生日の夫へ2人からお祝いの言葉を。きっと最高のサプライズになると思います」というリクエストが添えられていた。
2人は「お互いが同じ量の愛を持って思い合っている」「ワンオペが3分の2のところを、よっぽど3分の1の時間でありがとうを伝えているんだろうね」と感動。配信が9月23日なので誕生日はもうすぐと盛り上がり、「サマリスさん、32歳になるということで」と前置きしてバースデーソングを披露。通常バージョンに加え、マリリン・モンロー風にも挑戦し「Happy Birthday dear 32歳 海の男のケー・サマリスのさ♪」と名前を盛り込みながら歌い上げた。
舞台の早替えの秘密
リスナーのカホさんからはパルコ劇場で舞台を観て衣替えの回数の多さとスピードに驚いたという話を受け、「舞台裏の早替えのコツを教えてください」という質問が届いた。
2人が口をそろえて真っ先に挙げたのは衣裳部のプロとしての技術だ。「ここをマジックテープにするんだ!」という驚きが毎回あるという。早替えの最中は、自分が上を着替えている間に衣裳スタッフが下着替えをサポートしてくれる完全な連携プレー。足を上げて目の前の衣裳を着ながら、上を自分で結んでいる間に下は履かせてもらうという同時進行の様子が語られた。
かつらを替える場合はさらに複雑で、メイクスタッフが頭のかつらを替えている間に上を結んで下を履くという三段階の同時作業が、暗転した舞台袖で行われる。豆電球の薄明かりの中での作業になるが、「豆電球の下で見ると肌がツヤツヤに見える」という話に発展し、楽屋の明るい照明の下に戻るとまったく違うと苦笑いする場面も。
とりわけ大変なのが大きな和装の衣裳。通常なら帯を何本も締める手順が、作務衣型の衣裳に加工を施すことで素早く着脱できる仕様になっているという。「私たちがすごいんじゃなくて、プロの衣裳スタッフがやばい」と2人は強調した。
「ディア・エヴァン・ハンセン」日本版を語る
話題は伊藤さゆりが出演したミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」へ。大阪公演の千秋楽を迎えた頃の収録で、松岡まゆが観劇に訪れていた。「めちゃくちゃ笑ったし、めちゃくちゃ泣いた」と感想を述べ、内容の展開以上に役者の仕草や間の使い方に「さすがだな」と思う瞬間があったこと、また伊藤さゆりが歌うシーンを聴いてグッと来たことを明かした。
ブロードウェイ原作のこの作品では、本場では「エヴァン」というキャラクター名が出るだけで客席から「フゥー!」という歓声が上がるほど熱狂的なファンダムがあるという。日本版ではどこで笑いが起きるかを出演者たちも不安に思っていたが、実際に笑いが起きていたことが嬉しかったと伊藤さゆり。上演会場のEXシアターは客席の音を拾いにくい音響構造のため、ステージから客席の反応が聞こえづらいという点も明かされ、観客の笑い声が届きにくいからこそ反応の有無を把握しにくかった、という裏話も語られた。
この回の要点
- 第47回の船乗りリスナーの妻から返信が届き、夫婦が互いに感謝し合っている様子が伝わる心温まるエピソードが、サプライズのバースデーソングとともに紹介された。
- 舞台の早替えはマジックテープ加工や豆電球下での同時着替えなど衣裳スタッフとの連携があってこそ成立するプロの技術であることが明かされた。
- 「ディア・エヴァン・ハンセン」日本版は客席で笑いが起きるかを出演者も心配していたが実際に反応があり、ブロードウェイとは異なる日本独自の観劇体験が生まれていた。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。