# #330【メッセージ回】自分を労えません。ずっと改善点ばかり探してしまいます… - Show: 神崎恵&大森葉子の「WONT」 - Published: 2026-10-18 - Canonical: https://podc.club/episode/1689327807_610582431d4b.html - Audio: https://traffic.megaphone.fm/SBTI7868555695.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 「デニムが前より綺麗に履けてもお腹の肉は減らない、と改善点ばかり探してしまう」という35歳シングルマザー「もっと私をねぎらいたい」さんのメッセージを起点に、神崎恵と大森葉子が自己ねぎらいブームの誤解を解きほぐす。娘の中学受験まで残り5ヶ月という切迫した状況を踏まえ、疲弊時のリセット術・受験期に「やらないこと」の決め方・自分だけのV字回復作業の見つけ方まで具体的に掘り下げた。 ## この回が答えていること ### 改善点ばかりに目が向いてしまうのは悪い癖なのか? 悪い癖ではない。問題は改善点を見つけること自体ではなく、うまくいった部分をいったん認めてから次へ進む「一泊置く」サイクルがないまま改善点だけ見続けること。「みっけ→対処→GO」の流れができていれば十分前向きな姿勢。 ### 「ありのままでいい」という自己肯定の考え方はどこまで有効か? 「自分の存在に対してありのままでいい」は有効だが、「行動一つ一つにありのままでいい」を重ねると現状維持に直結しすぎる。存在の肯定と行動の改善は別問題と整理することが健全。 ### 疲弊して心の余裕がなくなったとき、どうリセットすればいいか? 大森は「寝ること」を最優先に挙げ、朝のパフォーマンスを信頼して夜を睡眠に充てる。神崎はハムの仕込みや千切りなど「完成がある実験系の料理」への没頭を挙げる。自分が短時間でスポッとはまれる作業を見つけることが長期的に効く。 ### 中学受験まで5ヶ月のシングルマザーが今すぐできることは何か? 「受験シフト」と割り切って余計な労働を削ること。料理は娘が好きなものだけ、自分は納豆ご飯やUberでもいい。「娘の大事な時期」という理由がある今こそ「仕方がない、やりません」を増やしていい。 ### 「何のために生きているんだろう」という気持ちが押し寄せたときの対処法は? 誰にでも周期的に訪れるものだとふたりは口をそろえる。精神科医の言葉として「2日悩んで解決しないことは解決策がないので忘れた方がいい」が紹介された。大森は推理ドラマ、神崎は実験系料理への没頭でそのエアポケットを抜け出している。 ## 本文 ## 「改善点を探し続ける」こと自体は問題ではない 大森は「私も多分一生改善点が目についてどうしようと思ってると思う」と率直に認めながら、問題は改善点を見つけることではなく、そこからの流れにあると指摘する。うまくいった部分をいったん落ち着いて認めてから「でもここ」と次に進むサイクルが大切で、なし崩しに改善点だけ見続けるのは「一泊置く」ができていないからだという。神崎も「改善点みっけ→対処→GO、レッツゴー」のサイクルであれば何の問題もない、と同調する。デニムの話のような見た目の改善は「実行するしかない」ので次々と見つかって動くのは素晴らしいことだと背中を押した。 ## 「ありのままでいい」ブームの誤解を解く ふたりが特に掘り下げたのが自己ねぎらいブームの弊害。「ありのままでいいんやで」という言葉が一人歩きして強固になりすぎた結果、現状維持と直接つながってしまっているケースがあると神崎は指摘する。「自分の存在に対してありのままでいい」と「行動一つ一つにありのままでいいを重ねる」は別問題というのがふたりの共通見解だ。存在は肯定しつつ、行動の改善は引き続き追いかける。「存在はええんやで、でも改善点見つけたらGO」が健全な在り方だと整理した。 ## 疲弊時のリセット術——睡眠と「没頭できる作業」 メッセージの後半「日々の忙しさに疲弊し心の余裕が減る」という部分について、大森は「こんな時こそ寝ます」とシンプルに答える。大森は朝のパフォーマンスを信頼しており、「寝るための行動を逆算する」ほど睡眠を優先している。週1〜2回でも「土日は絶対寝る」スケジュールを確保するだけで十分変わると勧めた。 神崎のリセット法は料理だ。ただし「実験系」に限る。ハムを仕込んで紐で縛り、マリネ液に時間をかけて漬けるといった「完成がある作業」に没頭することで、「私って何のために生きてるんだろう」という気持ちが達成感とともに消えていくという。ゼリーエースや牛乳寒天が固まるまでの時間を楽しむのも同じ感覚で、「売ってるものが自分で作れると分かった」喜びが気持ちのリセットになる。大森はそういう時期に推理ドラマ(アメリカの推理もの、リーガルドラマ、メンタリストなど)を活用する。独自の方法として、先に「チャッピー」にネタバレをすべて教えてもらってから視聴するスタイルで、犯人を知った状態で細部を楽しむことができ、続きが気になってだらだら見続けることも防げるという。 「何のために生きているんだろう」という感覚について、精神科医の言葉として「2日悩んで解決しないことは解決策がないので忘れた方がいい」が紹介された。神崎も1週間前にそういう気持ちがあったと打ち明けつつ、「じゅんぐりじゅんぐりで誰にでも来るもの」「ふっと抜けるエアポケット」だと話した。 ## 受験期5ヶ月は「やらないこと」を増やす シングルマザーであることを踏まえ、神崎は「養育費をもらっていない側は自分で一生懸命働かなければならない、いたわってなんかいられないという語気がある」と語る。そのうえで残り5ヶ月は「受験シフト」と割り切って日々の余計な労働を削ることを提案した。料理は娘が好きなものだけ、自分は納豆ご飯でもUberでもいい。「娘の大事な時期という言い訳がちゃんとあるからこそ、仕方がないって言っていいんじゃないか」と背中を押した。余裕が生まれたらその時間を、自分がV字回復しやすい作業に充てる。それは千切りかもしれないし、ドラマかもしれないし、人それぞれだと締めくくった。 ## この回の要点 - 改善点を見つけることは問題ではない。うまくいった部分をいったん認めてから「GO」のサイクルに乗せられるかどうかが分岐点。 - 疲弊したらまず睡眠最優先。自分がスポッとはまれる没頭作業(料理・ドラマなど)を一つ持っておくとV字回復が早い。 - 受験期など余裕がない時期こそ「言い訳がある今やらなくていいこと」を積極的に増やして負荷を削る判断が必要。