# となりの雑談 EP.195「お便り'26秋」 - Show: となりの雑談 - Published: 2026-10-06 - Canonical: https://podc.club/episode/1669681273_51cb9548d5ab.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS8799186509.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 北海道・六花亭の9月限定チョコ菓子「カンパーナふらの」を食べながら始まるこの回は、秋恒例のリスナーメール特集。「楽しむことが苦手になった幼少期の経験」「感謝と距離感は両立するかという30代シングルマザーの葛藤」「9年前に母を亡くし、傷ごと自分を受け入れられた日のこと」など4通を読み、二人が丁寧に語り合う。 ## この回が答えていること ### 六花亭「カンパーナふらの」とはどんなお菓子で、どこで購入できるのか? 帯広の六花亭が9月限定で販売する、生のぶどうをホワイトチョコレートでコーティングしレモンペーストを加えた要冷蔵の菓子。食べると口の中でシュワシュワと炭酸が弾けるような食感が楽しめる。帯広本店のほか通販でも購入可能だが、届いてからの賞味期限は約2日と短い。 ### 「楽しむことが苦手」になった原因として、無事なさんはどんな子ども時代の経験を挙げているか? 子どもの頃、弟と笑い合っていたところを父親に「はしゃぐな」と怒鳴られた経験が原因のひとつだと振り返る。以来「楽しそうにしてはいけない」という感覚が染み付き、46歳になった今も楽しむには「スイッチ」が必要な状態が続いているという。 ### 親への感謝と距離を取りたい気持ちは両立できるか——青リンゴさんの葛藤に二人はどう答えたか? 「できる」とサクちゃんは即答。親が明示的に同居を求めているわけでもないのに勝手に期待を読み取り、自分で罪悪感に変換している可能性を指摘。経済的に可能であれば息子と2人での一人暮らしで物理的な距離を作ることを勧め、「自分が自由になることを自分で許していないだけかもしれない」と語った。 ### グーナッポさんが言葉をメモ・手帳に書き残す理由と、そこから得られる感覚とは? 数年前の手帳を見返すと「再びハッとする言葉に出会い直す」感覚があり、その時の自分を思い返せるから、と投稿。サクちゃんは「同じ本を何年後かに読むと感想が全然違うのと同じ」「メモを後で見てなんでこれをメモしたんだろうと思うのもわかる」と共感し、「軽い日記に近いかもしれない」と話した。 ### 母親を突然亡くした9年間を経て、どりさんはどのような境地にたどり着いたか? 「この傷はとても深くて痛いけれど、これも私の大切な一部」と自分を傷ごと認め、抱きしめてあげられる日が来たと報告。何かが解決したわけでも傷が癒えたわけでもなく、傷のある自分を丸ごと受け入れる許可を自分に出せたことが、9年間で「大きな一歩」だと述べた。 ## 本文 ## 六花亭「カンパーナふらの」——9月限定の要冷蔵チョコ 収録冒頭、帯広の菓子店・六花亭が9月だけ販売する「カンパーナふらの」が登場する。生のぶどうをホワイトチョコレートでコーティングし、レモンペーストも加えた要冷蔵のお菓子で、食べた瞬間に口の中でシュワシュワと炭酸が弾けるような感覚が楽しめる。六花亭は帯広の敷地内でぶどうを栽培しており、このホワイトチョコがぶどうの味を邪魔しないと二人は驚く。帯広本店にはカフェがあり桃のパフェも人気だが、このお菓子は通販でも購入できる。ただし届いてからの賞味期限は約2日と短く、届いたらすぐ食べ切る必要がある。 ## お便り① 「楽しんではいけない」が染み付いた46年 エピソード176「楽しむ力って何だろう」を聞いて投稿した無事なさん(46歳)。子どもの頃、弟と笑い合っていたところを父親に「はしゃぐな」と怒鳴られた経験が原因のひとつだと振り返る。それ以来「楽しそうにしてはいけない」という感覚が植え付けられ、友人から「私といて楽しい?」と気遣われたこともあった。弟も同様にほとんどはしゃいだりしない。今は「はしゃいでも受け入れてくれる人がたくさんいる」と気づき、少しずつ楽しめるようになっているという。 スーさんも同じ経験があると明かした。楽しそうにしていると親から「いいですね、楽しそうで」と嫌みを言われたことがあり、「楽しそうにするのは良くない」と覚えてしまったと話す。二人は「子どもが楽しそうにしていたら嬉しいはずなのに」と率直に語り合い、親が自分の辛さを子どもにぶつける「被害者ムーブ」だと表現した。親もそのまた親から同じことをされて当たり前になっている可能性を認めながらも、「自分のところで止めてほしい」「自分が言っていることが子どもの妨げになっているか、疑ってほしい」と語った。 ## お便り② 感謝と距離感は両立するか——30代シングルマザーの問い 青リンゴさんは30代のシングルマザー。小学生の息子と実の両親との3世代同居で、子育てや家事を助けてもらっており感謝している。しかし前髪を切ったり外出したりするたびに理由を聞かれ、彼氏がいるかを探られることで息苦しさを感じている。子どもの頃から親の期待に応えて空気を読んできた。数年前まで将来的に親と同居することも視野に入れていたが、半年付き合う彼氏ができた今、自分の人生をもっと自由に考えたい気持ちが強くなった。ただし親は明示的に同居を求めているわけではなく、「感謝と距離を取りたい気持ち、罪悪感は両立できるのか」と問いかけた。 サクちゃんは「できるよ」と即答。親がはっきり同居を望んでいるわけでもないのに、言われてもいない期待を自分で読み取り、それに応えられないことへの罪悪感を自分で作り出している可能性を指摘した。再パートナーができれば親としては「この子どうすんだろう」という心配が解消されるはずで、踏み込みが多いのも物理的に近いからだろうと分析。「自分が自由になることを自分に許していないだけかもしれない」と語り、経済的に可能であれば息子と2人での一人暮らしで物理的な距離を作ることを勧めた。 ## お便り③と④ 言葉を積み重ねる手帳、そして9年間 50代のグーナッポさんはスマホのメモ帳と手書きの手帳の両方に大切な言葉を書き残しており、二人がポッドキャストで語った言葉も多数記録してあると投稿。数年前の手帳を見返すと「再びハッとする言葉に出会い直す」感覚があり、その時の自分を思い返せるという。サクちゃんは「同じ本を何年後かに読むと感想が全然違うのと同じ」と共感し、「軽い日記に近いかもしれない」と話した。 35歳のどりさんは、一人で問題を抱え込みがちな自分に限界を感じていた頃に「となりの雑談」と出会った。9年前、実家を出て暮らしていた頃に母親が自ら命を絶った。変化に気づけないまま突然の出来事に直面し、深い傷を心に負った。その後9年間、光と闇を行き来しながら番組を心の拠り所にして自分との対話を続けてきた。そしてついに「この傷はとても深くて痛いけれど、これも私の大切な一部だ」と自分を傷ごと認められる日が来たと伝えた。 サクちゃんとスーさんは「自分でここまでたどり着けたのはすごい」と語った。「傷をなかったことにするのでも癒えたとするのでもなく、傷は傷であって痛いけれどこれも私の一部、と受容できたのが本当に大きな一歩」と評し、「私たちはベラベラ喋っているだけで、必要なものを抽出する力は自分の中にあった。そこは自分を褒めてほしい」と伝えた。 ## この回の要点 - 子ども時代に「楽しんではいけない」と刷り込まれた体験は大人になっても残りやすく、はしゃいでも受け入れてもらえる環境に気づくことが解放への一歩になる。 - 親への感謝と距離を取りたい気持ちは矛盾しない。言われてもいない期待を自分で読み取り罪悪感に変換していないか、まず立ち止まって見直すことが大切。 - 深い喪失の傷は癒えなくても、傷ごと自分を受け入れる許可を自分に出すことで前に進む足がかりになる——その力は自分の内側にある。