ポッドキャストクラブJapan Podcast Guide English

Hot Entry! 最新回のゲストは Rol3ert。英語でじっくり語る最新回

問わず語りの神田伯山 · コメディ

写真集が1万4千円!池波志乃さんと対談しました〜伯山の三番弟子・若之丞が地元岩手で覚醒!

2026-09-18 · 29分 · 3分で読める

神田伯山がNHK「演芸図鑑」第2回収録のゲストに池波志乃を迎えた舞台裏を語る。資料収集で神保町の古書店を訪ねたところ「終活夫婦」は見つからず、代わりにカメラマン・マイク・オカダ撮影のヌード写真集(1万4000円)を購入するはめになった顛末と、収録本番で垣間見えた池波志乃の品格・先代林家正蔵や中尾彬にまつわる逸話を紹介。後半は3番弟子・若之丞が地元岩手の公演で本領を発揮した話を語る。

この回を聴く 番組ページへ

この回が答えていること

  • NHK「演芸図鑑」第1回でなぜ視聴率が急落したのか?

    放送が朝5時20分台で高齢視聴者が中心のため、モグラの着ぐるみで出演したアーティスト開発好明という見慣れない顔を高齢リスナーが受け入れられず、視聴率が大幅に下落したと伯山は分析している。

  • 神保町で池波志乃のヌード写真集を1万4000円で購入するに至った経緯は?

    神保町の古書店で目当ての「終活夫婦」が見つからず、別の店で尋ねたところ店員がカメラマン・マイク・オカダ撮影の写真集「池波志乃物語」を出してきて、対談前の資料集めとして1万4000円で購入した。

  • 池波志乃と中尾彬はどのようにして結婚を認められたのか?

    父・先代林家正蔵への挨拶の場で中尾彬と正蔵が同時に絵を描き合い、中尾彬は家族を想起させる「でんでん太鼓」、正蔵は「男女に犬が吠えている絵」を描いたやり取りを通じて結婚が認められていった。

  • 池波志乃にとって祖父・先代林家正蔵はどんな人物だったか?

    志乃は初孫だったにもかかわらず、祖父の先代正蔵は3〜4日で孫への関心を失い、その後は全く会いに来なくなった人物で、志乃は子供心にもそのことをすぐに察していたと振り返っている。

  • 3番弟子・若之丞が岩手の公演で覚醒したと伯山が感じた理由は何か?

    岩手出身で東北愛の強い若之丞が、大谷翔平や地元・伊達藩を絡めた枕で客席から「お帰り!」の声を受け、会津の話で饒舌になるなど生き生きとした姿を見せ、左甚五郎の鯉の彫刻が水を得て飛び跳ねる逸話のように本領を発揮したため。

NHK「演芸図鑑」第2回、守りのキャスティング

伯山がレギュラーを務めるNHKの朝の番組「演芸図鑑」は第2回収録を終えた。第1回は歌舞伎俳優の中村獅童ら複数のゲストで盛況だった一方、アーティストの開発好明がモグラの着ぐるみで出演した回は視聴率が大幅に下落。放送が朝5時20分台であることもあり、高齢リスナーに知らない顔は受け入れられなかったと伯山は分析する。「内容は面白かったのに全部開発さんのせいにされた」と苦笑しつつ、第2回では「守りの人生」を選択。70〜80代の高齢視聴者に刺さり、かつ落語との縁も深いゲストとして池波志乃を選んだ。志乃は先代林家正蔵の孫であり、故・中尾彬の妻でもある。落語への造詣、女優キャリア、夫婦話——どれをとっても演芸図鑑の客層にはまると踏んだ判断だった。

神保町で見つかったのは1万4000円のヌード写真集

対談前の資料収集として神保町の古書店へ。目当ては池波志乃と中尾彬の共著「終活夫婦」だったが在庫なし。店員は伯山と気づくや喜んで話しかけてくるばかりで一向に探してくれない。別の店に案内され、30代の店員に尋ねると、スッと奥から出てきたのがカメラマン・マイク・オカダ撮影の写真集「池波志乃物語」だった。値段は1万4000円。池波志乃のヌード写真集だった。

「先代林家正蔵の娘の肌を見ていいのか」という複雑な心境と、「買わずに対談に臨む方が失礼ではないか」という謎の論理が入り混じりながらも購入。読むとマイク・オカダ自身が「志乃の肌を撮りたい」と編集部に掛け合った経緯が書かれており、対談の直接資料にはならなかった。「演芸図鑑の朝の番組で話せる内容じゃない」と伯山。一方「終活夫婦」はギリギリ前日にAmazonで入手でき、中尾彬が集めたネクタイ代わりのネジネジが500本あったエピソードなどを把握して本番に臨んだ。

池波志乃との収録——品格、祖父の記憶、中尾彬との馴れ初め

収録当日、障子をスッと開けて縦膝のまま入場してきた志乃に伯山は圧倒される。先代林家正蔵のような落語家一家に生まれた人間の品が箸の持ち方にも出ていると感じ、「シノさんがいれば白飯が5杯食える」という表現で絶賛した。

先代正蔵(祖父)の話では、志乃が初孫だったにもかかわらず3〜4日で飽きられ、その後は全く来なくなったと振り返った。「幼心にもすぐわかりました」という言葉に伯山は「すごいジジーだ」と笑う。

中尾彬との馴れ初めについては「あいつが誘ってきた」と志乃。天下のプレイボーイという評判への警戒心はあったが、連れて行かれた湯島の料理屋に志乃が信頼を置く年季の入った芸者がいたことで安心したという。父親・先代正蔵への挨拶の場面では二人が同時に絵を描き合い、中尾彬が描いたのは「でんでん太鼓」(家族を想起させる)、先代正蔵が描いたのは「男女に犬が吠えている絵」だったという。「犬が俺で、男女が二人だ」と伯山は解釈しつつも、その芸術的なやり取りで認められていった顛末を面白おかしく伝えた。現在の楽しみを聞かれた志乃は「歌舞伎を観に行く時」と答え、寄席では中尾彬の思い出が蘇ってつらくなり足が遠のいたとも語った。

3番弟子・若之丞、岩手の水を得て覚醒

前座修業4年半のうち残り1年を切った3番弟子・若之丞は岩手出身で東北全体への愛情が並外れている。行きつけの寿司屋に連れて行くと大将から「牛丼の方がお好きでは?」と言われ「はい!」と即答してしまう22歳だが、岩手・水沢の文化会館Zホール(キャパ約1000人)での公演では別人のように輝いた。大谷翔平の話や水沢が元仙台藩・伊達の地であることを織り込んだ地元の枕を披露し、客席からは「お帰り!」の声が飛ぶ。会津の話になると眼光が変わって饒舌になり、さっきの寿司屋での失点を一気に取り返した。ケータリングに並んだ岩手の菓子を伯山が褒めると、若之丞は自分が褒められたかのように誇らしげに「ありがとうございます」と言う東北一体化ぶりだった。

この体験から伯山は名工・左甚五郎の鯉の彫刻の話を引用する。陸に置かれた鯉の彫刻は真価がわからないが、池に入れた瞬間に本物だけが飛び跳ねる——若之丞も岩手という水に入れた瞬間に飛び跳ねた。「全国全世界が岩手だったらすごいことになる」と語り、弟子が殻を破る瞬間に立ち会えた喜びを伝えた。

この回の要点

  • NHK「演芸図鑑」第2回のゲスト・池波志乃は立ち居振る舞いから夫婦話まで期待通りで、先代林家正蔵に3日で飽きられた逸話など収録は大いに盛り上がった
  • 池波志乃の資料を求めて神保町を訪れた伯山が手に入れたのは目当ての「終活夫婦」ではなく1万4000円のヌード写真集で、対談の直接資料にはならなかった
  • 3番弟子・若之丞は東京ではおとなしいが岩手公演で4割増しに輝いており、伯山は左甚五郎の鯉の彫刻になぞらえて「郷土という水を得て本物が飛び跳ねた」と感動した

池波志乃中尾彬演芸図鑑神田伯山落語・講談

この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。