# 野末陳平先生、高田文夫先生、立川志らら師匠と雑談ランチ〜伯山の三番弟子・若之丞の大食い日記 - Show: 問わず語りの神田伯山 - Published: 2026-10-16 - Canonical: https://podc.club/episode/1647162945_6b78892e5b23.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS1184135796.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 神田伯山が野末陳平(94歳)・高田文夫(78歳)・立川志らら(53歳)と3時間ランチを共にし、ラジオでは言えない芸能スキャンダル話や「妾(じょうふ)」連発の爆笑エピソードを明かす。あわせて8代目林家正蔵の昭和日記や古川ロッパの晩年日記への熱狂、三番弟子・若之丞の大食い珍道中を語る。 ## この回が答えていること ### 野末陳平・高田文夫・立川志ららとのランチではどんな話が飛び出したか? 裏付けのない芸能スキャンダル情報を高田文夫先生がペラペラと披露し続けた。「妾(じょうふ)」「肉体関係」など昭和語も飛び出し、会計では94歳の野末先生と78歳の高田先生が「僕が払う」と揉め、3時間が瞬く間に過ぎた。 ### 高田文夫が執筆中の本とはどのような内容で、伯山とどう関係するか? 80年の戦後芸能史をまとめた約600ページの新書で12月発売予定。「講談はハクさんによって救われた」という一節があるとして、伯山に宣伝を依頼した。「この歴史を知っているのは俺しかいない」という使命感で書かれている。 ### 8代目林家正蔵の昭和日記には何が書かれていたか? 弟子入りした菊蔵(後の菊子師匠)を「誠実でよく働く」「心臓が強い」と絶賛する記録が残る。また三木助の移籍に自分の地位が脅かされる恐怖が行間に滲み、公表を前提としない日記ならではの生々しさが詰まっていた。 ### 静岡・清水の落語祭で伯山はどんな高座を務めたか? 1500人収容のマリナートで「明月若松城」を演じ、30分予定が45〜50分に。SNSの反響も上々だったが、終演後に昇太会長から「活弁の後はやりづらくなかったか」と言われ苦笑した。 ### 三番弟子・若之丞はどんな人物で、どんなエピソードがあったか? 岩手出身22歳の三番弟子で大食い。長野で弁当3個・鹿肉そばなど平らげ「食べ物の食べ方を知っています」と豪語。一龍斎貞水先生を第一志望としており、叶わなければみちのくプロレスのレスラーになるつもりだったと客前で公言して客席をシーンとさせた。 ## 本文 ## 野末・高田・志ららとの3時間ランチ 野末陳平先生(94歳)、高田文夫先生(78歳)、立川志らら師匠(53歳)とホテル1階の個室でもないレストランで3時間のランチ。最初の1時間半は野末先生・志らら師匠と過ごし、遅れて高田先生が登場した。 高田先生はラジオ収録中とは打って変わり、裏の取れていない芸能界のスキャンダル話をペラペラと披露し続けた。「ある兄弟の弟の方が才能があると分かったら姉がそちらの情報になった」「ある女優は楽屋のものを盗んでいるから最近テレビに出ていない」など真偽不明の話が続く。「妾(じょうふ)」「肉体関係」といった昭和語も連発され、伯山は「久しぶりに聞いた」と笑う。会計時は94歳の野末先生と78歳の高田先生が「僕が払う」と揉め、志らら師匠が立ち上がる一幕もあった。 ## 高田文夫の600ページ芸能史大作 ランチの場で高田先生が執筆中の本を明かした。通常200ページほどの新書を600ページに仕上げた戦後芸能史の集大成で、12月発売予定。古川ロッパら昭和の芸人を実際に知る最後の世代として「この歴史を知っているのは俺しかいない」という使命感で書いているという。「講談はハクさん(伯山)によって救われた」という記述もあるとして、「だから宣伝しろ」と伯山に依頼した。 ## 8代目林家正蔵の昭和日記と古川ロッパの日記 高田先生との会話から日記の話題に発展し、伯山は「8代目林家正蔵昭和日記」への熱狂を語った。1961年3月10日の記録には「三木助くんの妻女が菊男という弟子を連れてきて、林家菊蔵と名乗らせた」とある。翌11日は「誠実でよく働く」、翌12日は「菊蔵が来てくれるので安心して外出できる」と、後に「バカキャラ」でおなじみとなった菊子師匠の前身・菊蔵が実は師匠に高く評価されていたことが判明した。「騙されてた」と伯山は言う。また三木助が落語芸術協会から移籍してくる件に対しては、諸手を挙げて賛成ではない心情が行間から読み取れると語った。 古川ロッパの日記(全4巻、晩年編あり)にも触れた。全盛期は活躍の記録が詳細だが、晩年は「やりたくもない仕事を引き受けた」「恨みつらみ嫉妬、日記があるから生きていられる」という内容が続く。そして、8代目正蔵の日記に「古川ロッパ逝」と記された一節が、日記同士が「連綿としたリレー」でつながる瞬間として伯山を深く感動させた。 伯山自身も長年日記をつけており、「演芸界のデスノート」と呼ばれるほど赤裸々な内容が書かれているという。妻は「死んだら売り出す」と言っているそうで、伯山は全部燃やすよう頼んでいる。 ## 清水落語祭でトリを務める 落語芸術協会会長・昇太師匠の地元、静岡・清水で落語祭に出演した。1500人収容のホール「マリナート」で、雷門五郎(「七度狐」)、小遊三師匠、活弁士・高本蕾光、昇太会長(中入り前)という顔ぶれのトリを務めた。演目は「明月若松城」で、30分予定が45〜50分になった。SNSの反響も好評だったが、終演後に昇太会長から「活弁の後に続くとやりづらかったんじゃないか」と言われ、「ダメだったみたいじゃないですか」と苦笑した。持ち時間を大幅に超えたため、一緒にいたスタッフが新幹線を逃し在来線で帰ることになった。 ## 三番弟子・若之丞の大食い珍道中 22歳の三番弟子・若之丞の食いっぷりが今回の主題となった。長野の公演では弁当3個・三枚焼き(唐揚げ系の郷土料理)・牛乳パン・シャインマスカット・鹿肉そばを平らげた。鹿肉の味を問うと「何だか分かりませんでした」と返答。「僕は食べ物の食べ方を知っています」という発言に伯山は「大山倍達が拳の握り方を知っています、みたいな境地だ」と笑った。 清水公演後は東京でうなぎ屋へ。「今まで食べたうなぎで一番おいしい」と喜んだ。ホテルでの稽古も熱心で、伯山が「みかん食べな」「お茶も用意したよ」と世話を焼くうち、「お母さんみたいになっていた」という。 一方で、常連客を前にした高座の枕で「師匠は二番手。第一志望は一龍斎貞水先生への入門だった。それが叶わなければみちのくプロレスのプロレスラー(ザ・グレート・サスケ師匠)になるつもりだった」と公言し、客席がシーンとなる場面も。伯山は「公の場では嘘でも『師匠のところで正解でした』と言わないと」とたしなめながら、「でもお前のこと可愛いから俺はいい」と笑って締めた。 ## この回の要点 - 野末陳平(94歳)・高田文夫(78歳)との3時間ランチは「ラジオでは言えない」芸能スキャンダル話と昭和語の連発で終始爆笑だった。 - 8代目林家正蔵の昭和日記から、菊子師匠が実は高評価だった事実と、三木助移籍への複雑な感情が浮かび上がり、伯山は日記の歴史的価値に熱くなった。 - 三番弟子・若之丞(22歳)は大食いで稽古熱心な一方、師匠を「二番手」と公言するなど空気を読まない言動で伯山を笑わせ続けた。