落語家・立川寸志師匠と講談師・田辺いちか先生の真打披露パーティーに出席〜伯山は弟子に嫌われてるのか?
神田伯山が、落語家・立川寸志師匠(44歳入門・59歳真打)と講談師・田辺いちか先生それぞれの真打披露パーティーに出席し、高田文夫や立川流の大御所たちとの交流を語る。また、二つ目に昇進したばかりの弟子・青野城が師匠の伯山をXでフォローせずガンダム関連しか見ていないとして、「弟子に嫌われているのでは」と半ば本気で嘆く。
この回が答えていること
立川寸志師匠の真打披露パーティーはどんな顔ぶれで、どんな雰囲気だったか?
東京会館に約500人が集まり、高田文夫、立川志の輔師匠、立川志らく師匠、立川談春師匠ら立川流の重鎮が勢揃い。兄弟子が着ぐるみで登場するも大御所たちは下を向いて料理を食べ続けるなど、笑いと厳しさが同居するパーティーだった。
立川寸志師匠はどんな経歴の持ち主で、伯山はどう評価しているか?
元ベネッセ社員で妊娠・育児雑誌「卵クラブ」「ひよこクラブ」の命名に関わったとされる才人。44歳で立川流に入門し59歳で真打昇進という遅咲きで、伯山は「今からでも遅くない」という業界のモデルケースを作った功績は大きいと高く評価する。
田辺いちか先生の真打披露パーティーは落語家のパーティーとどう違ったか?
落語のパーティーがヤジや着ぐるみ登場など笑い主体だったのに対し、いちか先生は4分半のスピーチで涙をこらえながら全方位への感謝を語り、伯山がかつて揉めた相手も含む会場全員を泣かせた。伯山は「高段の芸そのもの」と称えた。
伯山が弟子・青野城に「嫌われているかも」と疑う根拠は何か?
楽屋では師匠の前で常に吐きそうな顔をしており、Xではガンダム関連アカウントのみ4つをフォローして師匠は一切入っていなかった。伯山は「思い当たる節しかない」と嘆きつつ、弟子に愛情は注いでいると強調する。
青野城の二つ目昇進の節目はいつで、伯山は弟子たちにどんな思いを持っているか?
10月6〜10日の浅草演芸ホール夜の部(伯山主任)が落語芸術協会での前座生活の最終週。伯山は全国の主催者に自ら頭を下げて梅野城・青野城らを売り込んでおり、4人の弟子が将来の講談界を担ってほしいと切に願っている。
弟子・青野城の昇進と「嫌われ疑惑」
日本講談協会では前座・二つ目・真打の三段階がある。青野城はすでに日本講談協会で二つ目に昇進したが、落語芸術協会ではまだ前座が続いており、伯山はドラゴンボールの例えで「セルが17号しか吸収していない状態」と表現する。前座からの解放は「奴隷から解放されるような、一番嬉しい瞬間」のはずだが、青野城は楽屋で師匠の前に立つと吐きそうな顔をしているという。
さらに青野城がXを開設したと聞き確認したところ、フォローしているのはガンダム関連アカウントのみで師匠は入っていなかった。「ガンダムがお前のために主催者に頭を下げてくれるわけじゃない」と憤りながらも、師匠をSNSでフォローしにくい気持ちは自分も分かると複雑な胸中を明かす。一番弟子の梅野城はフォローしているのが伯山だけで、「それはそれで嘘くさい」とも感じているという。
立川寸志師匠の真打披露パーティー
寸志師匠は元ベネッセ社員で、妊娠・育児雑誌「卵クラブ」「ひよこクラブ」の命名に関わったとされる異色の経歴の持ち主。44歳で立川流に入門し、59歳で真打昇進を果たした。伯山とは以前、二つ目専用の小屋・連雀亭の運営を共にした仲間でもあり、「実動部隊として超優秀だったのにほとんど任せきりにしてしまった」と恩義を感じている。
東京会館に約500人が集まったパーティーには、高田文夫、立川志の輔師匠、立川志らく師匠、立川談春師匠ら立川流の重鎮が勢揃い。会場を歩いていると高田先生に肩を叩かれ再会し、「最近のラジオはめちゃくちゃ面白い」と褒められる。また高田先生から、YouTuberの光さんが志らく師匠に弟子入りして明治座で落語をやっているという話を聞いた。志らく師匠に感想を尋ねると「お前がペラペララジオで喋るから言わない」と一蹴された。志の輔師匠は伯山のラジオを聞いており、前回紹介した際に「面白かった」とひと言だけ笑顔で伝えてくれた。
パーティーでは兄弟子が宇宙コメディアンの着ぐるみで登場する場面もあったが、志の輔師匠・志らく師匠・談春師匠は下を向いて料理を食べ続け、立川流の芸への厳しさを垣間見せた。締めくくりは3日前から風邪で声が枯れ果てた寸志師匠自身のスピーチ。「同じく四十半ばで入門した兄弟子の初高座を見て、この年でも間に合うと勇気をもらった。その人は辞めてしまったが、今日呼びたかった」と感謝を述べ、その人の意思を受け継いで自分はここに立っていると語った。
田辺いちか先生の真打披露パーティー
数日後に参加したいちか先生のパーティーは、落語家のパーティーとは対照的な空気に包まれていた。鏡開きの場に伯山がかつて揉めた相手が複数登場し、内心苦笑いしてしまったという。
いちか先生のスピーチは約4分半。「私は本当に不器用で、パーティーの準備も人に頼ることもなかなかできなかった。でも頭を下げてお願いしたら皆さんが力を貸してくれた。こんなに幸せなパーティーはない」と語りながら、涙をこらえようとしてもこぼれてしまう。その万感の思いにベテランから若手まで会場全員が泣き、伯山がかつて揉めた人物も泣いていた。「鬼を泣かす、まさに高段の芸」と伯山は称えた。落語のパーティーが笑いとヤジで盛り上がるのに対し、講談師の真打披露は感謝と情が会場を静かに包む——二つの会を通じて、伯山は落語と講談の文化的な違いをあらためて実感した。
弟子の未来への思い
寸志師匠のパーティーには全国の主催者も集まっており、伯山は自ら頭を下げて梅野城・青野城を売り込んだ。「昔の師匠は弟子の仕事を横取りするものもいたが、自分は逆に弟子を前に出したい。10〜15年後の講談界を担うのはあいつらだ」と語る。青野城が落語芸術協会でも前座を終える節目が10月6〜10日の浅草演芸ホール夜の部。その公演を終えて完全に二つ目となる弟子を、伯山は「一番手塩にかけた弟子かもしれない」と言いながら、ガンダムにしかフォローされない片思いの師弟関係を苦笑いとともに語った。
この回の要点
- 立川寸志師匠は44歳入門・59歳真打という遅咲きで、「今からでも落語家になれる」という業界のモデルケースを切り拓いた存在だと伯山は高く評価する。
- 田辺いちか先生の真打披露スピーチは4分半で、かつて伯山と揉めた人物も含む会場全員を泣かせるほど心を打ち、落語と講談のパーティー文化の違いを際立たせた。
- 弟子・青野城はXで師匠をフォローせずガンダム関連のみをフォローしており、伯山は「嫌われているのでは」と半ば本気で嘆きながら、弟子4人の将来を全力で応援している。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。