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問わず語りの神田伯山 · コメディ

悲報!100年以上前の講談本がエアコンの水漏れでびしょ濡れ〜三番弟子・若之丞の大食い日記2

2026-10-24 · 29分 · 3分で読める

神田伯山が書庫のエアコンを約1か月放置した結果、吹き出し口から水漏れが発生し、大前田英五郎や加藤清正など100年以上前の講談速記本8冊が水没・カビで壊滅的な被害を受けた顛末を赤裸々に語る。後半は三番弟子・若之丞(22歳)を岩手で開催された柳家権太楼師匠主役の2000人規模の落語会に連れて行ったところ、若之丞の大食いぶりが権太楼師匠の心をつかみ来年の再招待に発展しそうな話を紹介する。

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この回が答えていること

  • なぜ100年以上前の講談速記本がびしょ濡れになってしまったのか?

    書庫のエアコンの吹き出し口から約1か月分の水が溜まり、真下に置いていた博文館など明治・大正期の講談速記本約8冊が水没。カビも発生し、大前田英五郎の速記本2冊など複数が再起不能になった。

  • 水没・カビが生えた古書を救うためにどんな手段を試みたか?

    カビのない本はジップロックに入れて冷凍庫で凍らせ、解凍後におもしを乗せて矯正する方法を試みた。宮本武蔵・徳川天一坊・村井長安の本は回復の見込みが立った。カビが生えた大前田英五郎の本は日光乾燥を試みたがアリとスズメが群がり悪化、現状打つ手なし。

  • 若之丞を岩手の落語会に連れて行ったら何が起きたか?

    北日本銀行主催「北銀寄席 第22回」(盛岡、2000人キャパ)の打ち上げ会食で若之丞が猛烈に食べ続け、岩手出身であることを活かしたご当地トークも相まって銀行幹部たちの注目を集め、座の中心人物になった。

  • 柳家権太楼師匠はなぜ若之丞を気に入ったのか?

    大食いとカモメの卵7個平らげるほどの食いっぷり、さらに地元・岩手への熱い愛着トークが場を沸かせ、権太楼師匠に「食べるなあ」と感心された。翌朝には師匠の女将から「夫が楽しかったと言っていた、また誘う」と連絡が来た。

  • ディレクター・戸波さんが欠席のなかで番組はどう進行したか?

    体調不良の戸波さんはLINE電話でリモート参加。伯山はその状況を「AIトナミ」と表現し、9年分の打ち合わせの蓄積から趣味嗜好は把握済みとして番組を進行した。

AIトナミと三重苦のスペシャルウィーク

スペシャルウィークにもかかわらず、9年来のディレクター・戸波さんが体調不良でスタジオを欠席。LINE電話でリモート参加するその姿を、伯山は「AIトナミ」と呼んだ。「9年分の打ち合わせが蓄積されているからだいたい趣味嗜好はわかってる。うんこ・チンチン・金玉はカットしない、ある人物の悪口もノーカット──そのデータをAIに学習させたら死後も番組が成立するんじゃないか」と笑わせた。また笑い屋・重藤くんがエジプトに行ったとのフェイクニュースが広まっていたが、実際は京都の春秋座で別の公演を観ていたことが明かされ、Xで「あいつ嘘つき」と怒ったファンを「バラ柄のワンピースを着たおばちゃんがブチギレてる」と表現した。

なお、漫画家・漫☆画太郎先生(少年ジャンプで『珍遊記』などを手がけた作家)が伯山の熱烈なファンだと判明し、今後コラボ仕事が実現しそうだとも報告。「だいたい作品に金玉をモチーフとして使うクリエイターに好かれる傾向がある」と自己分析していた。

エアコン水漏れが書庫を直撃

今回の本編となる深刻な告白。伯山の自宅書庫に設置されたエアコンが約1か月気づかれないまま水漏れを起こし、吹き出し口の真下に大量の水が溜まっていた。その下に置いていた博文館など明治・大正期の講談速記本約8冊が水没し、カビも発生した。

最初に発見したのはカミさん。「あんたの本が大変なことになってる」と写真付きで連絡が来た。歌舞伎を観に行こうとしていた伯山は公演を1秒も観ずに帰宅した。カミさんから「そんな大事な本をエアコンの下に置いちゃダメでしょ」と正論を言われ、返す言葉もなかったという。

大前田英五郎、水死す

最も心を痛めたのが幕末の博打打ちの大親分・大前田英五郎(1792〜1874年)の速記本2冊。いつか講談で取り上げようと温めていた演目だっただけに、「日本一の博打打ちが水死した」と嘆いた。加藤清正・加賀騒動・水戸黄門漫遊記関連の本も同様にびしょ濡れになった。

カビのなかった宮本武蔵・徳川天一坊・村井長安の本は、ジップロックに入れて冷凍し解凍後におもしを乗せる方法を試みてある程度の回復が見込めた。一方、カビが生えた大前田英五郎の本は屋外で日光乾燥を試みたが、アリとスズメが群がりむしろ状態が悪化。カミさんに「もう捨てなさい」と言われても捨てられず、「国会図書館に同じ内容の本はある。でもこのものがないんだ」と古書への愛着を語った。「持ち主のリレーで生き続けるのが古書の美学。俺のところに来て申し訳ない」と本に謝る気持ちだと述べ、修復できる専門家がいればTBSラジオに連絡してほしいと呼びかけた。

若之丞、大食いで権太楼師匠を攻略

後半は一転して痛快な話。三番弟子・若之丞(22歳・岩手出身)を荷物持ちとして岩手・盛岡の「北日本銀行主催 北銀寄席 第22回」(2000人キャパ)に連れて行った。出演は柳家権太楼師匠と元力士の落語家・歌武蔵師匠。伯山は落語協会を「サファリ」、自分の所属する落語芸術協会を「サファリパーク」と例え、協会の緊張感の違いに気を引き締めていたという。

公演後の打ち上げは北日本銀行幹部との差し向かいの会食。歌武蔵師匠が糖尿病を理由に断りつつも地酒を勧められるたびに「受けて立ちましょう」と応じる一連のやりとりがコントのようで場が沸いた。その最中、若之丞は勝手に酒を飲みながら天ぷら・蕎麦・中華蕎麦と料理を次々に平らげ、伯山が残した料理も引き取り、名物・カモメの卵を7個食べたとも語った。

岩手出身の若之丞が地元トークを繰り広げると銀行幹部たちが前のめりになり、気づけば座の中心人物に。権太楼師匠も「食べるなあ」と目を細めた。翌朝には権太楼師匠の女将から「夫が楽しかったと言っていた、また誘う」という電話があり、伯山は「飯を食うだけで仕事が増えるかもしれない。あいつの一芸はすごい」と感心していた。

この回の要点

  • 書庫のエアコンを約1か月放置した結果、大前田英五郎など100年超の講談速記本8冊が水没・カビで壊滅。伯山は自責の念を語り、修復できる古書専門家をラジオで募集した。
  • カビのない水没本はジップロック冷凍→解凍→おもし法で一定回復できるが、カビが生えた本には応用できず、現状では有効な修復手段がない。
  • 三番弟子・若之丞の大食いと岩手愛トークが落語協会重鎮・柳家権太楼師匠を魅了し、「食べるだけ」で次の仕事につながりそうな展開になった。

講談古書保存柳家権太楼弟子大前田英五郎

この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。