# ゲストコーナー:名店探しのポイントや、おすすめの“おにぎり専門店”/全国3000種類のおにぎりを食べ歩いたおにぎり研究家・大塚正樹さん - Show: ジェーン・スー 生活は踊る - Published: 2026-10-22 - Canonical: https://podc.club/episode/1630372322_e0e07ada3b8c.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS5775343069.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 全国3000種類のおにぎりを食べ歩いたおにぎり研究家・大塚正樹さんが、「鮭おにぎりで名店を見極める」という独自の法則を披露。板橋・さいたま市・東村山・桶川・日光の関東おにぎり専門店5軒を、実食コメントとアクセス情報つきで紹介した。 ## この回が答えていること ### おにぎり専門店の実力を効率よく見極めるにはどのメニューを頼めばいいか? 鮭おにぎりを選ぶと良い。鮭はフレーク・焼いてほぐす・スモークサーモンなど店ごとに工夫が出る具材で、手間をかけた鮭おにぎりが美味しい店は他のメニューも漏れなく美味しいという法則を、大塚さんが食べ歩きの経験から導き出した。 ### 板橋区で朝から行列ができる老舗おにぎり屋の特徴と人気メニューは何か? 板橋区の住宅街(東武東上線の上板橋駅またはときわ台駅から徒歩10分以内)にある創業28年の店。朝7時半のオープン前から行列ができ、1日500個を販売。創業時1個100円、現在も110円という価格を維持。一番人気は舞茸天ぷらのおにぎりで、米は季節ごとに特別ブレンドしたものを使用。 ### クリーニング店の自宅を週2日だけ開放したおにぎりカフェとはどんな場所か? さいたま市にある「おにぎりカフェ近藤さん家」(JR京浜東北線与野駅から徒歩5分)。靴を脱いで玄関から上がり畳の部屋でおにぎりを食べるスタイル。子連れ歓迎で地域コミュニティのような温かさがある。食後には近くの娘さんのケーキ屋のスイーツも味わえる。 ### 秋津ナンバーワンが1000種超のおにぎりを生み出せた理由は何か? 店主の竹下さんが3年以上毎日新メニューを考案・提供し続けた結果、累計1000種超に到達。本人は2000種を目標に掲げている。朝5時から年中無休で営業し、もともと唐揚げ屋台を営んでいた経歴から揚げ玉入りの鶏飯おにぎりや焼きおにぎりが名物。 ### 日光でしか食べられない個性的なおにぎりとはどんなものか? 日光市の「ふだらく本舗 本店」が提供する、海苔の代わりに日光湯葉で包んだおにぎり。厚みのある半生の湯葉と醤油味のご飯の組み合わせで、かじると大豆の風味と米の旨みが重なる。毎日数量限定で日光以外では買えない、日光東照宮から中禅寺湖方面の街道沿いに店がある。 ## 本文 ## 鮭おにぎりが名店を見抜く試金石 大塚正樹さんが食べ歩きの経験から確信した法則が「鮭おにぎりで店の実力が分かる」というものだ。梅干しや昆布といった定番具材と違い、鮭はフレークを使うか、焼いてほぐすか、スモークサーモンにするか、あるいは東北でいう「ぼだっこ」のような強烈な塩鮭を使うかなど、店ごとに大きく個性が出る。鮭に丁寧な仕事をしている店は、他のすべてのおにぎりも美味しい——これが大塚さんの結論だ。 また大塚さんはおにぎりを食べる際に「なじみ」と呼ぶ部分に注目しているという。具の旨みがご飯に染み込んだ箇所のことで、番組に持参した舞茸天ぷらおにぎりには「なじみがめちゃくちゃある」と絶賛した。 ## 関東おすすめ5店① 板橋区・創業28年の町のおにぎり屋 東武東上線の上板橋駅またはときわ台駅から徒歩10分以内の住宅街にある老舗は、1日500個を売り上げる人気店。朝7時半のオープン前から行列ができる。創業時は1個100円、現在も110円という驚きの価格を貫いており、10個単位でまとめ買いしていく客も多い。昨今のふわふわ系とは一線を画す昔ながらのギュッと握ったスタイルで、米は季節ごとにブレンドを変えてもらっているという。番組で試食した一番人気の舞茸天ぷらおにぎりはプリプリの食感が好評で、鮭おにぎりも「しょっぱすぎず塩加減が絶妙」と評価された。 ## 関東おすすめ5店② さいたま市・週2日だけ開くおにぎりカフェ近藤さん家 JR京浜東北線与野駅から徒歩5分の場所にある「おにぎりカフェ近藤さん家」は、クリーニング店の自宅部分を週2日だけ開放した異色の店。靴を脱いで玄関から上がり、畳の部屋でおにぎりをいただく完全に家の中の空間だ。ベビーカーを持つ母親が多く集まり、子どもたちが走り回っても常連の高齢者も温かく見守るコミュニティが自然に生まれている。定番の鮭・昆布・シソヒジキのおにぎりセットに自家製きゅうりなどの惣菜が添えられ、さらに近くで店主の娘さんが営むケーキ屋のシュークリームやケーキも食後に楽しめる。 ## 関東おすすめ5店③ 東村山市・秋津ナンバーワン 西武池袋線秋津駅とJR武蔵野線新秋津駅の乗り換え通り沿いにある「秋津ナンバーワン」は、朝5時開店・年中無休の通勤通学客御用達の店。「通勤通学の応援団」という張り紙が目印だ。店主の竹下さんは3年以上毎日新メニューを考案・提供し続けており、生み出したおにぎりはすでに1000種超。本人は「2000種が目標」と公言している。もともと唐揚げ屋台を営んでいた経歴を持ち、揚げ玉入りの鶏飯おにぎりや焼きおにぎりが名物。以前は生花店だった場所を改装した経緯から今も地元野菜を店頭販売しており、それを使ったおにぎりも登場する。 ## 関東おすすめ5店④⑤ 羽釜炊きの道の駅と湯葉巻きの日光名物 桶川市の「道の駅 紅花の里おけがわ」は昨年オープンしたばかりで都心からのアクセスも良く大人気。店内で羽釜炊きのご飯をその場で握るスタイルで、具材が上にたっぷり乗った見た目が「お花畑のよう」と話題になっている。特徴的なのが巨大なエビフライが乗ったおにぎりで、メガネケース大のサイズ感だという(天むすとは異なるフライ)。地元野菜や特産品を使ったおにぎりも豊富で、車でのアクセスが推奨されている。 日光市の「ふだらく本舗 本店」(日光東照宮から中禅寺湖方面の街道沿い)が提供するのは、海苔の代わりに日光湯葉で包んだおにぎり。日光湯葉は厚みがあることで知られ、半生の湯葉で醤油味のご飯をくるりと巻くと見た目は卵焼きに似た形状になる。かじると大豆の風味と米の旨みが重なる味わいで、毎日数量限定・日光以外では買えない完全なご当地限定品だ。 ## 書籍『日本ご当地おにぎり大全』も発売中 大塚さんはタツミムックから書籍『日本ご当地おにぎり大全』を出版。北海道から沖縄まで地元で長く愛されているおにぎりを100軒以上特集しており、おにぎり専門店だけでなく、お菓子屋・お米屋・駄菓子屋などさまざまな業態でおにぎりを提供する店も収録されている。 ## この回の要点 - 鮭おにぎりはお店ごとに個性が最も出る具材で、これが美味しい店は他のおにぎりも漏れなく美味しいという法則がある。 - 関東だけでも羽釜炊き・湯葉巻き・週2日営業・年中無休5時開店など、極めて個性的なおにぎり専門店が各地に存在する。 - おにぎりは地域の食材や暮らしが一口に凝縮されており、旅先でご当地おにぎりを探す価値がある食べ物だと大塚さんは語る。