# リスナー情報コーナー(月) 集まれ!全国アレコレ物産展:『ご当地の”葉っぱに包まれた食べ物”特集』 - Show: ジェーン・スー 生活は踊る - Published: 2026-10-12 - Canonical: https://podc.club/episode/1630372322_c5d1a38d3953.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS5697512945.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のリスナー情報コーナーで、「ご当地の葉っぱに包まれた食べ物」を特集。岩手県の和菓子「献上田村の梅」、山形県庄内地方の伝統食「笹巻き」、沖縄県の行事菓子「カーサムーチー」の3品をスタジオで実食しながら紹介した。いずれも葉っぱの香りが中の食べ物に移る、地域色豊かな素朴な味わいだった。 ## この回が答えていること ### 岩手県の「献上田村の梅」とはどんな和菓子で、どこで買えるか? 岩手県の菓子店・昭和堂が作る和菓子で、青じそで梅干しと白あんを挟んだもの。大正時代に一関を治めた田村家十四代の依頼で生まれ、発売から100年以上愛されてきた。甘さとしょっぱさが絶妙で、昭和堂のホームページから税込713円で購入できる。 ### 山形県庄内地方の笹巻きはどのように作られ、何をかけて食べるのか? 大きな笹の葉を三角形に折ってもち米を入れ密閉し、笹の茎でぐるぐると縛ったあと灰汁(あく)で煮上げて作る。灰汁で煮ることでお米が黄色く変わり、笹の香りが染み込む。食べるときは葉をほどいてきな粉と黒蜜をかけるのが定番。 ### 沖縄のカーサムーチーはどんな場面で食べられる菓子で、どんな種類があるか? 月桃(ゲットウ)の葉に餅を包んだ沖縄の菓子。旧暦12月8日の「ムーチーの日」前後にスーパーや給食に登場する冬の行事食で、紅芋・かぼちゃ・豆乳・よもぎなど色とフレーバーのバリエーションがある。チンスコウやサーターアンダギーと並ぶ沖縄の定番菓子だという。 ### 今回実食した3品に共通する食感や製法上の特徴は何か? 3品すべてに共通するのは、葉っぱの香りが中の食べ物に移ること、そして「ぬちぬち」と形容されるほどの粘りともちもち感。葉っぱに包んで加熱することで形が保たれ、風味と食感の両方が生まれる点が共通している。 ### 来週の「全国アレコレ物産展」はどんなテーマで情報を募集しているか? 来週は「ご当地おにぎり」特集。自分の地域では定番だが他の地域では珍しい具材や、海苔の代わりに巻くものなど、ご当地おにぎり情報を募集している。 ## 本文 ## 特集の背景:「水戸の梅」への反響がきっかけ 以前の放送で紹介した茨城県の和菓子「水戸の梅」(紫蘇の葉で白あんを包んだもの)が好評だったことを受け、今回は「ご当地の葉っぱに包まれた食べ物」をテーマにリスナーから情報を募集。食べられない葉っぱでも、お菓子でなくても何でもOKという条件で呼びかけたところ多数の投稿が集まり、3品をスタジオで実食しながら紹介した。 ## ①岩手県・献上田村の梅(昭和堂) ラジオネーム「特命さん」の投稿。「小学生の頃、家庭訪問で先生が来るたびに母が必ず出していた。田村の梅の話題になって先生との会話がはずみ、とても助かった」という思い出の味。 岩手県の菓子店・昭和堂が手がける和菓子で、青じそで梅干しと白あんを挟んで仕上げている。以前紹介した「水戸の梅」は紫蘇で白あんのみを包む形だが、こちらは梅干し入りでひと味違う構成。甘さとしょっぱさの組み合わせが絶妙で、スタジオでは「水戸の梅と対決させても両方おいしい」と大絶賛。青じその食感も良いアクセントになっているという。 大正時代、かつて一関を治めた田村家十四代の依頼で生まれたお菓子とされ、梅を愛した田村家のために作られたのが始まり。発売から100年以上にわたって親しまれてきた。昭和堂のホームページから購入でき、参考価格は税込713円。 ## ②山形県・笹巻き(庄内えまき) ラジオネーム「小米のねが(こごめのねが)」の投稿。山形県、特に庄内地方で古くから親しまれてきた伝統的な食べ物。 大きな笹の葉を三角形に軽く折り、もち米を入れて完全に密閉。形が崩れないよう笹の茎でぐるぐると縛ったあと、灰汁(あく)で煮上げて作る。灰汁で煮ることでもち米が黄色く変化するのが見た目の特徴で、ほんのりと笹の香りが染み込む。食べるときは葉をほどいてきな粉と黒蜜をかけるのが定番。 スタジオでは「中華ちまきのようなものを想像していたら全然違った」と驚きの声が連続。もち米が限界まで水分を蓄えたかのようなトゥルントゥルンの食感で、お米の粒は透けて見えているのにくっついて離れないという不思議な状態。「スライムみたい」「食べたことのない食感」と話題になった。子供の成長を祝う際に食べられてきた山形の伝統食で、手作りのため店頭ではなかなか購入できないという。今回紹介した「庄内えまき」は通販サイト「ポップスモール」から購入可能で、冷凍10個入りが税込3,350円。 ## ③沖縄県・カーサムーチー ラジオネーム「不滅の前葉」の投稿。「カーサ」は沖縄の言葉で葉っぱ、「ムーチー」は餅を意味する。 独特の強い香りを持つ月桃(ゲットウ)の葉に、餅を包んだお菓子。フレーバーは紅芋(紫)・かぼちゃ(黄)・豆乳・よもぎと複数種あり、スタジオには4色が揃った。旧暦12月8日は「ムーチーの日」とされており、この時期にスーパーで販売されたり給食に出たりする冬の行事食。日常的に食べるものではないが、チンスコウやサーターアンダギーと並ぶ沖縄のポピュラーな菓子だという。 ゲットウの葉の香りが非常に強く「インドネシアのお菓子みたい」「台湾で嗅いだ香りに似ている」という感想が出るほど南国感が強い。葉をペロンとはがして食べると、中の餅はシンプルな味ながらゲットウの香りがしっかり移っていた。沖縄のお土産通販サイト「カマドウバの店」から購入でき、税込800円。 ## 来週の募集:ご当地おにぎり特集 次回は「おにぎり」テーマで情報を募集中。「自分の地域では定番だが他の地域では珍しいと言われたおにぎり」「海苔の代わりに巻くもの」など、ご当地おにぎり情報の投稿を呼びかけた。すでに多数の投稿が届いているという。 ## この回の要点 - 岩手・山形・沖縄の3品はいずれも葉っぱの香りが食べ物に移り、もちもち〜トゥルントゥルンの粘る食感が共通。葉っぱで包んで加熱するという製法が味と食感の両方を生み出している。 - 笹巻きは灰汁で煮ることで米が黄色く変化し、スライム状になるほど水分を蓄えた、中華ちまきとは全く異なる唯一無二の食感を持つ山形庄内の伝統食。 - カーサムーチーはゲットウ(月桃)の葉を使う沖縄の冬の行事菓子で、チンスコウと並ぶ定番菓子ながら、その独特の香りと複数フレーバーは県外ではほぼ知られていない。