# 10月20日(火)ビジネスホテルが海外攻勢 アパなど大手6割増、アメリカの映画スタジオが初の最高AI責任者 ハリウッド、AI敵視から共存へ - Show: ヤング日経(サクッとわかるビジネスニュース) - Published: 2026-10-19 - Canonical: https://podc.club/episode/1542073848_5a203ba30d58.html - Audio: https://traffic.megaphone.fm/NRBC1963720162.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 ヤング日経2026年10月20日号では、アパグループなど日本のビジネスホテル大手3社が2030年度に海外客室数を6割増やす計画と、ハリウッドのライオンズゲートが映画業界初の最高AI責任者を設置したニュースを軸に5本を解説。ビジネス用語「融資枠」の解説と、パーソナリティ・ジグザグジギによる「板挟みコント」のライブ版も収録されている。 ## この回が答えていること ### 日本のビジネスホテル大手はなぜ海外出店を急加速させているのか? 世界的な物価高で宿泊費が高騰する中、日本で磨いた低コスト運営の強みを武器に海外需要を開拓するため。アパグループなど大手3社が2030年度に2025年度比6割増を目指す。 ### ライオンズゲートが設置した「最高AI責任者」は映画業界にとってどんな意味を持つか? AI反発が根強い映画業界で、ハリウッド大手として初の専任AI責任者を設置。「敵視から共存へ」という業界全体のシフトを象徴する動きとして注目される。 ### NTT東日本子会社が支援する睡眠改善事業とはどのような内容か? NTT DXパートナーが企業・自治体の睡眠事業参入をコンサルとマッチングで支援。富山の企業と組んだ2泊3日18万円の睡眠改善プログラムを皮切りに、2030年までに関連事業7億円を目指す。 ### メルカリはなぜ中古車オークション会社のクイックネットワークと提携したのか? メルカリ上で中古車の売却査定申し込みができる接点を2027年春以降に提供し、高単価カテゴリへのサービス拡張を図る。出資額・比率は非公開。 ### コメダホールディングスのタイ初出店にはどのような現地化の工夫があるか? タイ産木材を内装に使い、コーヒー豆にタイ産アラビカ種をブレンドするなど現地文化を取り入れた。バンコク中心部のオフィスビル内に11月16日オープン予定で、オリジナルメニューも開発する。 ## 本文 ## ビジネスホテル大手が海外攻勢——2030年度に客室数6割増 アパグループなど日本のビジネスホテル大手3社が、2030年度に海外客室数を2025年度比6割増とする計画を打ち出した。背景には世界的な物価高による宿泊費の高騰がある。一般的なホテルのコストが上昇するにつれ、日本のビジネスホテルが長年磨いてきた低コスト運営モデルの競争優位が際立つ構図だ。コンパクトな客室設計や効率的な人員配置など、国内で培ったノウハウをそのまま海外展開に活かし、割安感を武器に需要を取り込みにいく。 ## ハリウッドに初の「最高AI責任者」——ライオンズゲートが業界を先導 『ラ・ラ・ランド』や『ハンガー・ゲーム』を手掛けたアメリカの映画スタジオ、ライオンズゲートがハリウッドの大手スタジオとして初となる最高AI責任者(Chief AI Officer)を設置した。映画業界はこれまでAIへの反発が特に強いセクターの一つで、脚本家や俳優がAI使用制限を求めてストライキを行った経緯もある。それだけに今回の動きは象徴的だ。専任の責任者を置くことでAI活用を体系的に推進しながら、クリエイターとの摩擦を管理する意図があるとみられる。業界全体でAIとの「共存」を模索する流れが確実に広がっている。 ## 「睡眠改善合宿」をビジネスに——NTT東日本系が市場参入を支援 慢性的な睡眠不足が社会課題として認識される中、NTT東日本の子会社「NTT DXパートナー」が睡眠関連ビジネスへの参入支援に乗り出した。企業や自治体が睡眠関連事業を立ち上げる際に、コンサルティングと事業者間のマッチングを通じてサポートする仕組みだ。第一弾として富山の企業と組み、2泊3日・18万円の睡眠改善プログラムの提供を開始。個人向けサービスにとどまらず、法人・自治体需要を取り込むことで、2030年までに関連事業の売上高7億円を目標とする。 ## メルカリ、中古車市場に接点——クイックネットワークと資本業務提携 メルカリは10月16日、車の買取・オークション事業を運営するクイックネットワークと資本業務提携したと発表した。これにより利用者はメルカリのプラットフォーム上から中古車の売却を事業者向けに検討しやすくなる。査定申し込みにつながる接点は2027年春以降に順次提供される予定で、具体的な出資額や出資比率は非公開とされた。個人間売買の場であるメルカリが、高単価かつ専門性の高い中古車領域に橋渡し役として参入するかたちだ。 ## コメダ、タイ初出店——バンコク仕様の「現地化」で海外展開 コメダホールディングスは10月16日、タイ初店舗を11月16日にオープンすると発表した。出店地はタイの首都バンコク中心部の大型オフィスビル内。日本の喫茶文化をそのまま輸出するのではなく、現地化を重視した設計が特徴だ。店内の内装にはタイ産の木材を使用し、コーヒー豆にもタイ産のアラビカ種をブレンドする。オリジナルメニューの開発も予定しており、現地の文化と食材に寄り添いながらブランドの認知拡大を図る。 ## 今日のビジネス用語:融資枠 「融資枠(ゆうしわく)」とは、企業があらかじめ銀行と契約した上限額の範囲内で、必要なときに資金を借りられる状態にしておく仕組みのこと。事前に枠を設定しておくことで、災害時や急な資金不足が生じた際に金融機関から迅速に追加借り入れができる。緊急時の資金調達コストと時間を削減するリスク管理手段として、企業が活用する。 ## この回の要点 - 日本のビジネスホテル大手が低コスト運営の強みを武器に海外展開を加速し、2030年度に客室数6割増を計画している。 - ライオンズゲートがハリウッド初の最高AI責任者を設置し、反発が強かった映画業界でもAI共存路線が本格化しつつある。 - NTT東日本系・メルカリ・コメダが睡眠改善・中古車・海外飲食と、それぞれ新領域への事業展開を相次いで打ち出した。