# 10月21日(水)アンソロピック 株式5%を公益基金へ、牛や豚の内臓から化粧品や薬 - Show: ヤング日経(サクッとわかるビジネスニュース) - Published: 2026-10-20 - Canonical: https://podc.club/episode/1542073848_13fa39cc7dbb.html - Audio: https://traffic.megaphone.fm/NRBC1155930921.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 AIスタートアップのアンソロピックが自社株式の5%を公益基金に拠出しAI失業者支援などに充てる方針を発表した。農林水産省は牛・豚の食用にならない内臓・血液を化粧品や医薬品に転用する実証事業を2027年度から支援する計画を打ち出した。エンタメ面ではボーカロイド技術を開発したヤマハがクラウドファンディングでクリエイター育成に乗り出し、支援金が1億円超に達したことが紹介された。 ## この回が答えていること ### アンソロピックが設立する公益基金は何を目的としているのか? アンソロピックは10月18日、自社株式の5%を新設する基金に拠出すると発表した。AIの影響を受けた失業者への支援資金やNPOへの寄付などに充てる公益目的の活動に投じる。 ### 農水省が牛・豚の内臓や血液の活用を支援する狙いは何か? 食肉処理・加工企業の収益力向上が主な狙い。これまで廃棄されていた内臓や血液を化粧品・医薬品に転用する新製品開発に補助金を出す実証事業を2027年度から開始する。 ### 企業が社宅・社員寮を拡充している背景と現状はどうなっているか? 東京都内を中心とした家賃高騰が背景にある。社宅管理大手リログループの管理個数は3年間で25%増加しており、住宅関連の福利厚生を手厚くすることで若手人材の採用・定着につなげる狙いだ。 ### コンビニ大手がクレーンゲームの設置を拡大している理由は何か? 食品・日用品購入目的の来店客に加えクレーンゲームで新規顧客を呼び込み、ついで買いも促す集客戦略の一環。ローソンは8月末時点で1500店を突破、ファミリーマートも半年で約240店増加した。 ### ヤマハはボーカロイド市場でどのような新たな取り組みを始めたのか? ヤマハはキャンプファイヤーと共同で「ボーカロイドファンディング」を2025年12月から開始。計7体のVTuber・仮想キャラのボカロ化が決定し、支援金は1億円以上を集め、目標の9倍を超えたキャラクターも出た。 ## 本文 ## アンソロピック、株式5%を公益基金へ——AI失業者支援やNPO寄付に活用 AI開発企業のアメリカ・アンソロピックは10月18日、自社株式の5%を新設する基金に拠出すると発表した。この基金は、AIの普及によって職を失った失業者への支援資金の提供や、NPOへの寄付などの公益目的の活動に充てられる。生成AIが急速に普及し雇用への影響が現実のものとなりつつある中、開発企業自身が社会的責任として対応策を打ち出した形となる。 ## 農水省、牛・豚の内臓・血液を化粧品や医薬品に——2027年度から実証事業を支援 農林水産省は2027年度から、牛や豚の食用にならない内臓や血液を活用した新製品開発を支援する方針を示した。化粧品や医薬品への転用を念頭に置き、実証事業に補助金を交付する。主な狙いは食肉処理・加工を手がける企業の収益力向上で、これまで廃棄コストが発生していた部位に新たな経済的価値を生み出すことを目指す。 ## 家賃高騰で社宅・社員寮が再注目——リログループの管理個数が3年で25%増 東京都内を中心とした家賃の高騰を背景に、企業が単身向け社宅・社員寮の充実を急いでいる。社宅管理大手のリログループが管理する個数は3年間で25%増加した。住宅関連の福利厚生を手厚くすることで若手人材の採用・定着につなげる狙いがあり、人材確保の手段として社宅制度が改めて脚光を浴びている。 ## eBay Japan、試供品専門の常設店を渋谷に開業——2027年までに3店展開へ eBay Japanは東京・渋谷に試供品だけを扱う常設店の1号店を開業した。化粧品やサプリメントなどのサンプルを配布して商品を体験してもらう場として機能させるもので、店内での販売は行わない。口コミ投稿を条件にコスメなど1人7品を提供する形式を採用している。東京・原宿への2号店出店も計画しており、2027年までに常設店を3店に拡大する方針だ。実店舗を通じた顧客接点の強化を図る。 ## コンビニ、クレーンゲーム設置を加速——ローソン1500店突破、ファミマも240店増 国内コンビニエンスストア大手がクレーンゲーム機の設置店舗を拡大している。ローソンは2024年8月末時点で設置店舗数が1500店を突破。ファミリーマートも半年ほどで約240店の増加を達成した。食品や日用品の購入を目的とした従来の来店客に加え、クレーンゲームで新規顧客を集めてついで買いも促す集客戦略の一環で、コンビニの来店動機を広げる取り組みとして注目される。 ## 今週のビジネス用語:不動産登記簿 番組の「10秒ビジネス用語」コーナーでは不動産登記簿を取り上げた。土地や建物の所在地・面積、所有者の氏名・住所などを記載した公の帳簿で、明治時代に始まった制度だ。誰でも内容を確認できる公開性が、安全で円滑な不動産取引を支える役割を果たしている。 ## エンタメウォッチャー:ヤマハがボカロ業界の「盛り上げ役」に転換 ボーカロイド(ボカロ)技術を開発したヤマハが、従来の技術改良という「黒子」の立場から脱却し、クリエイターの発掘・育成へと舵を切った。ボカロに慣れ親しんだ社員が中心となり、作曲家の育成とボカロ歌手への資金支援の仕組みを整える。クラウドファンディングサービスのキャンプファイヤーと共同で「ボーカロイドファンディング」を2025年12月から開始し、計7体のVTuberや仮想キャラクターのボカロ化が決定した。支援金はこれまでに1億円以上を集め、目標額の9倍を超えたキャラクターも登場したという。支援者には金額に応じたグッズのプレゼントやイベント参加券が提供される。 ## この回の要点 - アンソロピックが株式5%を公益基金に拠出し、AI失業者支援やNPO寄付に充てると発表した。AI企業による雇用問題への直接的な対応策として注目される。 - 農水省が廃棄されていた牛・豚の内臓・血液を化粧品・医薬品に転用する実証事業を2027年度から支援し、食肉加工業の収益力向上を目指す。 - ヤマハがクラウドファンディングでボカロクリエイター育成に乗り出し1億円超を調達。技術開発一辺倒からファンや作り手との接点強化へ戦略転換した。