TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』 · レジャー
溶かして、固めたい
2026年も残り3回となったOVER THE SUN。堀井美香が12月19日の東京国際フォーラム ホールAでのクリスマスクラシックコンサートを告知する一方、ジェーン・スーは大晦日に全日本プロレスとNOAHの大会が同時開催されるという「分身不可能」の苦境を深刻に語る。後半はリスナーから「言語化できない好き」として、セミへの偏愛と白くて丸くてツルツルしたものへの執着が紹介され、幼少期の絵本体験と原初の感情についての話へと広がる。
この回が答えていること
堀井美香が12月19日に開催するコンサートはどんな内容で、どこで行われるのか?
12月19日(土)14時30分から東京国際フォーラム ホールAで「クリスマススペシャルクラシックス」を開催。シアターオーケストラ東京とともにチャイコフスキーの『くるみ割り人形』やベートーヴェンの第九を演奏し、ソプラノ・テノール・メゾソプラノ・バリトンのプロ歌手が勢揃いする本格クラシックコンサート。堀井美香は語りと進行を担当する。
ジェーン・スーが今年の大晦日に抱える「最大の悩み」とは何か?
毎年の大晦日は全日本プロレスの両国大会だけを見に行くのが恒例だったが、今年はNOAH(ノア)の大規模大会が同日同時間帯に開催されることになった。両団体を「箱推し」するスーは分身できず、どちらを選んでも選ばなかった方を後悔すると確信しており、今から深刻に悩んでいる。
50歳のリスナー「ユコル」が家族にも友人にも理解されない「好き」とは何か?
虫のセミ。子供の頃から夏になるとセミの鳴き声でワクワクし、大人になった今も手の届く距離にいれば捕まえずにはいられない。同年代の友人に「セミばばあ」と命名され、家族にも誰にも理解されない偏愛だと語る。「他の虫には興味がない」ときっぱり。
55歳のリスナーが旅行中に気づいた「自分の好き」とはどういうものか?
「白くて丸くてツルツルしているもの」全般への執着。川岸の急流に磨かれた真っ白な丸い大石に異常に興奮したことで友人に指摘され初めて自覚した。雪見だいふく・餅・赤ちゃんのぷくぷくの手・ちょいぽちゃ男子のお腹なども同じカテゴリーと納得し、「だからちょいでぼ男子が好きなのか」と腑に落ちた。
スーとミカは幼少期の絵本体験について何を語ったか?
堀井美香は絵本『グルンパ』の表紙を見ると口の中に何かがはまるような感覚を覚えると語った。スーはやなせたかし作『優しいライオン』を今も手元に置いており、幼い頃に銃を持つ警官の絵を黒マジックで塗りつぶしていたエピソードを明かした。二人は「絵本は人が最初に感情を知る場所」と語り合った。
年末まであと3回、2026年を振り返る
2026年も残り3回となったOVER THE SUN。「あっという間の2026年だった」とスーとミカが感慨を口にする。堀井美香はラジオの相談コーナーで3000回を超える回答をこなしてきたことに触れ、「毎日積み重ねてきただけ」と静かに語った。
堀井美香のクリスマスコンサート(12月19日、東京国際フォーラム ホールA)
堀井美香が12月19日(土)14時30分から、東京国際フォーラム ホールAで「クリスマススペシャルクラシックス」を開催することを告知した。過去に武道館公演でも共演したシアターオーケストラ東京と再び組み、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』やベートーヴェンの第九を中心としたプログラムを披露する。ソプラノ・テノール・メゾソプラノ・バリトンの本格的なプロ歌手が全員集結し、堀井美香は語りと進行を担当する。東京国際フォーラムは東京駅からすぐの立地で、ホールAは約5000人規模の大ホールだ。
スーは「クリスマスにくるみ割り人形のバレエを見るか、クリスマスコンサートに行くと、一年がストンと落ち着く」と持論を展開。「いいところの子みたいな気持ちになれる」と述べ、金銭的に余裕があるなら子どもに年一回だけクリスマスコンサートを見せると家族の記憶として刻まれると勧めた。
スーの最大の懸念:大晦日のプロレス同時開催問題
今年一番の悩みとしてスーが打ち明けたのが、12月31日問題だ。毎年大晦日に全日本プロレスの両国大会を見に行くことが「年末の締め方」として定着していたが、今年はNOAH(ノア)が横浜エリアで大規模大会を同日同時間帯に開催することになった。全日は14時から両国、NOAHは15時から横浜という構成で、どちらもメインイベントが最大の見どころになると確定している。
スーは両団体を「箱推し」、つまり特定の選手だけでなく団体全体を応援している。そのためどちらに行っても、行かなかった方を選べなかった自分を責めることになると確信しており「12月32日には泣いてるかもしれない」と語った。配信サービス(NOAHはレッスルユニバース、全日は全日TV)に両方加入しているが、「分体に行ってWi-Fiが繋がってもう一方を配信で見てしまうのが一番のバッドエンディング」と笑った。
パートナーに「年末は全部プロレスだから」とすでに宣言済みで、「じゃあ向こうをNOAHに行かせて自分が全日に行けばいい」とミカに提案されるも、それでは根本的解決にならないと首を横に振った。「プロレスシーンから与えられた2026年最後の審判」と表現したスーは、チケットをまだどちらも購入しておらず、そしてどちらからも招待されているわけでもなく「完全に勝手に悩んでいる」と自分でも笑った。
リスナーの「言語化できない好き」:セミ、そして白丸ツルツル
ここからリスナーのお便りコーナーへ。おばさんネーム「ユコル」、50歳が届けた「好き」は虫のセミだった。子供の頃は市販の虫取り網の棒を朝顔の支柱と連結して延長し、高い位置のセミを捕まえ、虫かごいっぱいにしていた。大人になった今も手の届く範囲にセミを見つければ捕まえてしまい、今年の夏も捕まえた。年下の友人には発狂され、同年代には「セミばばあ」と命名された。「他の虫には興味がない」と最後にきっぱり切り捨てる潔さにスーは「ハーミーだよね(その道一筋)」と笑った。
続いて、おばさんネーム「趣味は昼寝、好きな言葉は二度寝」、55歳からの便り。川沿いをドライブしていた際、急流に磨かれた真っ白の大きな丸い石が川岸にゴロゴロしているのを見て「異常に興奮」し、友人に「めちゃくちゃテンション上がってるやん」と指摘されて初めて自覚した。以来、過去を振り返るとすべて一貫していると納得——雪見だいふく、ストーブの上ではち切れる寸前の餅、赤ちゃんのぷくぷくの手、ちょいぽちゃ男子のお腹、針で刺すと破裂するタイプのプリン。「だから私はちょいでぼ男子が好きなのかと納得した」というオチが鮮やかだった。
スーはスクイーズ(低反発おもちゃ)や水を触る感覚など説明できない触り心地への執着を語り、自分はテンピュール枕の「ぎゅっと押してゆっくり戻ってくる感覚」が好きだと明かした。
絵本と原初の感情
「好きなものの原点はどこにあるのか」という問いへと話は広がった。堀井美香は絵本『グルンパ』の表紙を見ると、口の中に何かがはまるような不思議な感覚があると語り「本をかじっていたのか、中に何かはまり込むような感覚があって、今も説明できない」と振り返った。
スーはやなせたかし作の絵本『優しいライオン』を今も手元に置いており、幼い頃に読んでいた本をそのまま結婚後も持ち込んだという。犬がライオンの子を育てるが成長したライオンを警察が銃を持って現れる結末に対し、幼いスーはその警官の絵を全部黒いマジックで塗りつぶしていた。「子どもに見せたときに初めて塗りつぶされていることに気づいた」と笑いながら語り、守りたいという正義感が小さい頃から強かったと述懐した。
二人は「絵本が、人が最初に感情を知る場所だったと思う」という点で意見が一致。セミへの偏愛も、白くて丸いものへの執着も、幼少期のどこかの体験に根ざしているのかもしれないと語り合いながら、本編は続く。
この回の要点
- 堀井美香が12月19日に東京国際フォーラム ホールAでクリスマスクラシックコンサートを開催。くるみ割り人形と第九のプログラムで本格派プロ歌手が集結する。
- スーは大晦日に全日本プロレスとNOAHが同時開催という「分身不可能」な状況に苦しみ、どちらを選んでも後悔確定と嘆いた。チケットも未購入のまま深刻に悩み続けている。
- リスナーの「言語化できない好き」(セミ、白丸ツルツルなもの)をきっかけに、スクイーズや触り心地の話から絵本と原初の感情まで、自分の「好き」の起源をたどる議論に発展した。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。