# 2026年10月16日(金)ニュース - Show: 荻上チキ・Session~発信型ニュース・プロジェクト - Published: 2026-10-16 - Canonical: https://podc.club/episode/1532201544_e5da2ff899ec.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS4099584933.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 参議院予算委員会で野党が前農林水産大臣の辞任をめぐり総理の任命責任を追及した。気象庁がマグニチュード9.9と誤発表した緊急地震速報を取り消し謝罪。2013年の大正フードサービス社長殺害事件で被告に無罪判決、2020年福島の暴走事故では最高裁が二審無罪を破棄して有罪を確定させ、サハリンで北海道新聞記者がスパイ容疑で拘束された問題も報じた。 ## この回が答えていること ### 野党は参議院予算委員会で総理にどのような責任を問い、総理はどう答えたか? 野党は「なぜ前大臣を担い続けたのか」と迫ったが、総理は「私は担っていたわけではない。説明責任を果たすべきだと本人に促した」と答弁。任命責任は認めなかった。 ### 気象庁はなぜ緊急地震速報を取り消し、実際の地震はどの程度だったか? マグニチュードを過大に推定したことが原因。実際はカムチャツカ半島付近を震源とするM6.9で、北海道で最大震度1を観測するにとどまり、サイバー攻撃の可能性はないとした。 ### 2013年の大正フードサービス社長殺害事件で、なぜ被告に無罪判決が下されたか? 検察側は現場近くで被告のDNA型と一致したたばこの吸い殻や盗難バイクから検出した銃の発射成分など状況証拠を積み重ねたが、裁判長は「実行犯とするには合理的な疑いを差し挟む余地がある」として無罪を言い渡した。 ### 福島の暴走事故をめぐる裁判で、最高裁はどのような判断を示したか? 最高裁は二審(仙台高裁)の無罪判決を破棄し有罪とした。「二審判決は一審判決を不合理と十分に示したとは言えない」として禁固2年の一審実刑判決が確定する。 ### サハリンで拘束された北海道新聞記者の件について、政府と新聞社はどう対応したか? 木原官房長官はロシアから領事通報があったと確認。北海道新聞社は早期解放を求める談話を掲載し、「政府から独立した報道機関であり政府の指示で取材を行うことはない」と声明した。 ## 本文 ## 参議院予算委員会 前農林水産大臣の辞任をめぐる論戦 10月16日から参議院予算委員会が始まり、野党は前農林水産大臣の辞任をめぐって総理の任命責任を追及した。野党側が「なぜ担い続けたのか」と迫ると、総理は「私は担っていたわけではございません。説明責任を果たすべきだと考え、本人にそのように促しました」と答弁し、任命責任そのものには直接言及しなかった。 大臣として初めて予算委員会に臨んだ竹部農林水産大臣は、じゃがいもの輸入解禁をめぐるアメリカとの協議について問われ、「双方が納得できる合意が見出せない限り、輸入が解禁されることはない」と述べた。 ## 気象庁が緊急地震速報を取消し マグニチュードを過大推定 気象庁は10月16日午後0時40分、マグニチュード9.9の地震が発生したとして緊急地震速報を発表し、北海道から東海の広い範囲に強い揺れへの警戒を呼びかけた。しかし実際に発生した地震はカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード6.9にとどまり、北海道で最大震度1を観測したのみだった。気象庁はマグニチュードを過大に推定したことが原因だとして緊急地震速報を取り消し謝罪した。サイバー攻撃を受けた可能性はないとしている。 ## 大正フードサービス社長殺害事件 被告に無罪判決 2013年に飲食チェーンを展開する大正フードサービス社長だった大東高雪さんが殺害された事件で、殺人などの罪に問われた区道会計の幹部・田中ゆきを被告に対し、京都地裁は10月16日に無罪を言い渡した。 検察側は、現場近くで発見され被告と一致するDNA型が検出されたたばこの吸い殻や、銃の発射で生じる成分が検出された盗難バイクなど、状況証拠の積み重ねによる立証を目指し無期懲役を求刑していた。被告は最終意見陳述で「私は本当に犯人ではない」と主張し、裁判長は「実行犯とするには合理的な疑いを差し挟む余地がある」として無罪を言い渡した。 ## 福島の暴走事故 最高裁が二審の無罪を破棄し有罪確定 2020年に福島県で3人が死傷した暴走事故をめぐり、業務上過失致死傷の罪に問われていた男の裁判で、最高裁判所は10月16日、二審の無罪判決を破棄し有罪とした。禁固2年の一審実刑判決が確定する。 一審の福島地裁は男の過失を認めて禁固2年の実刑判決を言い渡したが、二審の仙台高裁が無罪を言い渡し検察側が上告していた。最高裁の高須裁判長は「二審判決は一審判決を不合理と十分に示したとは言えない」として実刑判決に戻した。 ## 北海道新聞記者がサハリンでスパイ容疑により拘束 ロシア・サハリンで北海道新聞の記者がスパイ容疑で拘束された問題をめぐり、木原官房長官はロシア側から外国人を拘束したことを知らせる領事通報があったと明らかにした。北海道新聞社は早期解放に向け万全を期すとする談話を山本竹市編集局長名で掲載。あわせて「北海道新聞は政府から独立した報道機関であり、政府の指示に基づいて取材や情報収集を行うことはない」と表明した。 ## この回の要点 - 気象庁がM9.9と誤発表した緊急地震速報を取り消し謝罪。実際はカムチャツカ半島付近のM6.9で北海道の最大震度は1だった。 - 2013年大正フードサービス社長殺害事件で京都地裁が被告に無罪判決。DNA証拠など状況証拠では合理的疑いを排除できないと判断。 - 最高裁が2020年福島暴走事故の二審無罪を破棄し禁固2年の実刑確定。北海道新聞記者のサハリン拘束も判明した。