# 放課後PODCAST#392 世界はペア曲であふれてる - Show: アフター6ジャンクション 2 - Published: 2026-10-19 - Canonical: https://podc.club/episode/1505337177_4782fb054f2f.html - Audio: https://pdst.fm/e/pscrb.fm/rss/p/traffic.megaphone.fm/TBS8887638946.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 「世界で一番いいペア曲総選挙」の生放送を終えた直後、MCのうたまる(宇多丸)らが1位「Ain't No Mountain High Enough」57票から圏外ギリギリの曲まで全票データを公開しながら振り返る。さらに夏の台風中止から秋にリベンジ開催された北海道・美唄市の野外フェス「ソラオン2026」へのRHYMESTER出演レポートを、感動的なリスナーメールとともに届ける。 ## この回が答えていること ### ペア曲総選挙の1位から圏外までの票数はどうだったか? 1位は「Ain't No Mountain High Enough」57票、2位は「夏の終わりのハーモニー」(井上陽水&玉置浩二)35票、3位はアンダープレッシャー(クイーン&デヴィッド・ボウイ)。10位に「二人のアイランド」(チャゲ&飛鳥)が入り、以下8票台で複数曲が団子状態となった。 ### RHYMESTERの自作曲がランクインしそうになった『ミイシャ現象』とはどういう事態か? 自番組のMCが自分の楽曲を総選挙で読み上げ続けるシチュエーションを、MISIAが自分のラジオ番組で毎週自分の曲を1位発表し続けるという架空状況に例えたジョーク。「ワンスアゲイン」が夜9時時点で10位だったが、その後3時間で票が動き圏外となり危機を脱した。 ### Wickedの『Defying Gravity』はなぜペア曲として弱いと判断されたのか? エルファバ(主役)の主語が強い独白的な楽曲で、もう一方のグリンダ側も「大政敵の主張を歌う」構造のため、対等な掛け合いによるペア感が弱い。「A Whole New World」のようにセリフの分量がイーブンな曲の方がペア性が強いと解説された。 ### 2MCの掛け合いにおいて技術的難易度とかっこよさはどう違うのか? 「旗から見るとすごいことに見えるが技術的難易度は必ずしも高くない」という点が重要で、RHYMESTERの「バック&フォース」はその好例。逆に「西原商会の商い」の方が音楽的に難しく、毎回どこかを間違えるほどだという。 ### 北海道・美唄市のソラオンフェスはどんなイベントで、今回どう実現したのか? 夏の大雨で会場が水浸しとなり中止になった野外フェスの秋リベンジ開催。RHYMESTER・Rei・JQ(ナルバリッチ)の3組が再集結しフルセット出演。草原の会場に老若男女が集まり、秋晴れの中1曲目に「ワンスアゲイン」が披露された。 ## 本文 ## ペア曲総選挙・放送直後の放課後トーク 2026年10月19日10時34分、TBSポッドキャスト「アフター6ジャンクション2」のスペシャルウィーク放送直後にダイアログスタジオで収録された放課後トーク。出演はMCのうたまる(宇多丸)、番組構成作家の古川、月曜ディレクターのしばた、月曜ADの片山。今回の総選挙は集計・発表順・CM配分の段取りで当日バタバタしたものの「ゆったり喋る時間も作れた」と振り返り、ゲストのゴータさん(音楽的知識でカバー)とスーさん(ソウルミュージックとハードロックに偏った尖った音楽趣味)のバランスのよさも好評だった。 ## 上位ランキングを票数付きで全公開 本放送で発表しきれなかった詳細データを、うたまるが手元のリスト全体を見ながら公開した。**1位は「Ain't No Mountain High Enough」で57票**、**2位は「夏の終わりのハーモニー」(井上陽水&玉置浩二)で35票**。「夏の終わりのハーモニー」については、二人のアカペラ動画が最近バズっており若い世代への認知が広がっていることも票数に影響したと分析。3位はアンダープレッシャー(クイーン&デヴィッド・ボウイ)で、映画『ボヘミアン・ラプソディ』や『アトミック・ブロンド』での使われ方も支持の背景にあると語られた。10位には「二人のアイランド」(チャゲ&飛鳥)がランクイン。 同率11位にはシンシア・エリボ&アリアナ・グランデの「Defying Gravity」(ミュージカル『Wicked』)とRHYMESTER「ワンスアゲイン」が並んだ。うたまるは「ワンスアゲイン」が夜9時時点で10位にいたことを明かし、自番組で自分の曲を発表し続けるという事態を「架空のMISIA現象」と呼んで笑い飛ばした。MISIAが自分のラジオ番組で毎週自分の曲を1位発表し続けるという架空シナリオに由来するジョークで、「今週も第1位は恥ずかしながら私」という口調を実演してみせる場面も。結果的にその後3時間で票が動いてワンスアゲインは圏外に落ち、「危なかった」と胸をなでおろした。 ## 惜しくも入らなかった曲たち ゴータさんが「1位では」と事前予想していたチャゲ&飛鳥「Say Yes」は2票のみで106位前後に終わり、代わりに「ヤーヤーヤー」が13位タイで8票を獲得。同じ13位タイにはスクリーム(マイケル・ジャクソン&ジャネット・ジャクソン)、そこに愛はおしゃれじゃない(岡村靖幸&小泉今日子)なども並んだ。スーさんが強く推した「ありがとう」(井上陽水&安全地帯)は5票で16位、パフィー「アジアの純真」は4票で17位。「A Whole New World」は複数バージョンにまたがって票が集まった。バービーボーイズはキャリアを通じて票が1曲に集中できず割れた。全体として1位が57票に対し、8票台の曲が団子になっており「上位はかなり硬い」という構図だった。 ## 2MCの掛け合い技術論 「二人のアイランド」の話題をきっかけに2MCラップの割り振り技術論へ発展。うたまるは「技術的難易度とかっこよさは別物」と強調し、RHYMESTERの「バック&フォース」は外から見るとすごく映えるが、「西原商会の商い」の方が音楽的にはるかに難しく毎回どこかを間違えるほどだと明かした。掛け合いを細かくしすぎない加減の妙、最後に向かって細かさが加速していく構成(RUN DMCとDouble Troubleの名場面を例に)、「旗から見てすごいことに見える」部分を際立てるセンスがポイントだという。 ## 北海道・美唄市ソラオンフェス リベンジ公演 うたまるが前日(10月18日日曜日)に参加した野外フェスの報告。「美しい歌」と書く美唄市で開催予定だった「ソラオン2026」は夏の台風・大雨で会場が水浸しとなり中止。秋に再開催が実現し、RHYMESTER・Rei(ギタリスト/シンガーソングライター)・JQ(ナルバリッチ、現在活動休止中)の3組がスケジュールを合わせてフルセット出演を果たした。草原の会場は手前がスタンディング、後方はキャンプチェアでゆったり観覧できるスタイルで老若男女が集まり、RHYMESTERは1曲目に「ワンスアゲイン」を披露した。 リスナーの大阪のBさんは蘭越から3時間・180kmを車で移動して参加し「胸が熱くなりずっと涙でぐずぐず言いながらライブを見つめていた」とメールで報告。キャッピーさんはインフルエンサーのしなこさん目当てで集まった子どもたちが会場後方のキャンプエリアまで広大な規模で埋め尽くす様子を伝えた。うたまるは「北海道は札幌に行っただけでは来たことにならない。各地をちゃんと回りたい」と今後への展望を語った。 ## この回の要点 - ペア曲総選挙の1位は「Ain't No Mountain High Enough」57票、2位は「夏の終わりのハーモニー」35票。RHYMESTERの自作曲「ワンスアゲイン」が同率10位圏内に入りかけるという「ミイシャ現象」も起きかけた。 - 2MCラップの掛け合いは音楽的技術難易度とかっこよさは別物で、「旗から見てすごく見える」部分を際立てるセンスが重要とうたまるが解説。「バック&フォース」より「西原商会の商い」の方が技術的にはるかに難しいという。 - 夏の台風中止から秋にリベンジ開催された北海道・美唄市ソラオンフェスにRHYMESTER・Rei・JQが再集結。秋晴れの草原で1曲目に「ワンスアゲイン」を披露し、遠方から駆けつけたリスナーを感動させた。