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NHK WORLD RADIO JAPAN - English News at 04:30 (JST), September 28
2026年9月28日放送のNHKワールドラジオジャパン英語ニュース。秋雨前線による北部九州の記録的大雨と台風スリジーの沖縄接近、愛知・名古屋で開催中のアジア競技大会で相次ぐ運営トラブル、JAMSTECが開発した海底ごみ検出AIシステム、そしてバンコク洪水とネパールの洪水被害を伝えた。
この回が答えていること
台風スリジーは沖縄にどのような影響を与えているか?
台風スリジーは急速に勢力を強めながら沖縄・奄美地方へ接近中で、沖縄では接近前の日曜夕方に南城市で最大瞬間風速87キロ超を記録するなど既に強風が吹き、気象庁が突風や土砂崩れへの高度な警戒を呼びかけている。
アジア競技大会でどのような運営上のトラブルが起きたのか?
選手向け宿舎が「部屋やベッドが狭すぎる」と不評なほか、韓国国歌の場面で誤って北朝鮮国歌が流れたり、バスの遅延やミスで練習試合が中止になるなど、運営経験不足によるトラブルが相次いでいる。
JAMSTECが開発した海底AIシステムはどのように機能するのか?
40年以上分の深海映像から1万2000枚以上の画像を抽出・分析してプラスチックごみの特徴をAIに学習させ、2センチから1メートルの大きさのごみを海底で認識・計数できるようにしている。
熊本地震の被災地でボランティア不足はどれほど深刻か?
7月発生の熊本地震の被災地では、8月の設立以降ボランティアセンターに約8700人が参加して清掃や家具搬出を行ってきたが、日によっては参加者が半数近く減ることもあり、支援者の確保に苦労している。
バンコクの洪水でどれだけの住民が影響を受けたのか?
バンコクでは活発な低気圧と強いモンスーンの影響で大雨が続き、約5万2000世帯が洪水の影響を受け、約4200人が仮設避難所に身を寄せている。木曜日から48時間で約300ミリの雨が降り道路が寸断された。
北部九州で記録的大雨、台風スリジーも沖縄に迫る
秋雨前線の影響で西日本の大気が非常に不安定な状態になり、北部九州を中心に記録的な大雨が降った。福岡県大牟田市では日曜日午後2時までの24時間で約281ミリの降水量を観測し、記録が残る中で9月としては最多となった。熊本県玉名市では男性が増水した川に転落して流され、その後死亡が確認された。月曜日も北日本から西日本にかけて不安定な天気が続く見込みだ。
一方、台風スリジーが急速に勢力を強めており、火曜日にかけて沖縄県と鹿児島県の奄美地方に接近する見通しとなっている。沖縄では日曜日午後5時前に南城市で最大瞬間風速87キロメートル超を記録するなど、すでに強風が吹いている。気象庁は突風や土砂崩れへの高度な警戒を呼びかけている。
アジア競技大会、運営トラブルが相次ぐ
愛知・名古屋で開催中のアジア競技大会は、45の国・地域が参加する4年に一度の「アジアのオリンピック」だが、開幕前から運営上の問題が続出している。愛知・名古屋アジア大会組織委員会は選手向けのコンテナハウスを公開したが、約2000人が滞在するこの施設について、選手からは「部屋が狭すぎる」「ベッドが小さすぎる」という不満の声が上がっている。
開幕前から海外メディアを中心に批判が相次いでいた。韓国の国歌が流れるべき場面で北朝鮮の国歌が誤って流れる事態が発生し、バスのスケジュールの遅延やミスにより練習試合が中止になるケースもあった。専門家は「国際大会の運営経験が豊富な業者を起用せず、地方自治体の職員が限られた予算の中ですべてを取り仕切ろうとしたため、ノウハウが不足していた」と指摘する。日本スポーツ庁長官は「このような問題が出るのは当然のこと。大会が終わる頃には参加して良かったと感じる人が多くなると信じている」と述べた。アジア競技大会は10月4日まで続く。
アジア大会の文化プログラムとして、名古屋では囲碁の団体戦「ペア碁」の国際大会も行われた。日本・中国・韓国・台湾のトップ棋士が参加し、決勝は台湾と日本のペアが対戦。台湾が投了し、日本ペアが優勝を飾った。「ペア碁の魅力は相手の3人の手を予測すること。チームがどれだけ息を合わせられるかが勝敗を分ける」と優勝ペアはコメントした。その後、日本人棋士とAI囲碁ソフト「KataGo」のペアとの記念対局が行われ、人間とAIのペアが勝利した。
海底ごみを検出するAIをJAMSTECが開発
海洋研究開発機構(JAMSTEC)が、海底に沈んだプラスチックなどのごみをAIで検出するシステムを開発した。JAMSTECは40年以上にわたり無人探査機などで日本周辺の海底を調査してきた。研究者たちは数十年分の深海映像から1万2000枚以上の画像を抽出・分析し、プラスチックごみの特徴データをコンピューターに学習させた。このシステムは2センチから1メートルまでの大きさのごみを認識・計数できるという。研究者は「プラスチックは分解されずに海底に残り続けるため、長期的な環境脅威となっている。このシステムにより発見を大幅に効率化できる」と説明している。
熊本地震のボランティア不足、バンコク洪水、ネパールの祭り
7月に発生した熊本地震の被災地では、ボランティアセンターが支援者の確保に苦労している。八代市では地震の揺れが最大震度6強を記録した。8月にセンターが設立されてからこれまでに約8700人のボランティアが家屋の清掃や損壊家具の搬出を行ってきたが、日によっては参加者が半数近く減ることもあるという。日曜日に来た約200人のうち5人が訪れた家では、「妻も私も年を取りすぎてこんな作業はできない。本当に感謝している」と住民が語った。
タイの首都バンコクでは活発な低気圧と強いモンスーンの影響で大雨が続き、広範囲で洪水が発生している。木曜日から48時間で約300ミリの雨が降り、道路が寸断された。約5万2000世帯が影響を受け、約4200人が仮設避難所に身を寄せている。当局は日曜日以降、一部地域で雨が弱まるとしているが、低地を中心に引き続き警戒が必要だとしている。
ネパールの首都カトマンズでは、生き神クマリの少女が行列に登場する年恒例の「インドラ・ジャトラ」祭りが行われ、大勢の市民が集まった。今年の祭りは中国との国境付近を襲った洪水・土砂崩れの直後に当たる。当局によると、ネパールでは1453人が死亡し、5500人以上がなお行方不明、8万人以上が被害を受けており、多くが今も避難生活を送っている。「人々の平和と幸福、団結を祈っている。この困難な状況を乗り越えられるように」と祭りに参加した市民は語った。
この回の要点
- 台風スリジーと秋雨前線が重なり、九州では281ミリの記録的大雨と死者が出るなど、西日本全体で厳重な警戒が続いている。
- 名古屋のアジア競技大会は国歌の誤演奏やバス遅延などトラブルが相次ぎ、経験不足の自治体主導運営が原因と専門家が指摘した。
- JAMSTECが40年分の深海映像からAIを訓練し、海底のプラスチックごみを自動検出・計数する新システムを開発した。
この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。正確な内容は本編をお聴きください。