# NHK WORLD RADIO JAPAN - English News at 04:30 (JST), October 26 - Show: English News - NHK WORLD RADIO JAPAN - Published: 2026-10-26 - Canonical: https://podc.club/episode/141016660_109423a806d1.html - Audio: https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/upld/medias/en/radio/news/20261026043000_english_1.mp3 - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 アメリカ中間選挙を1週間後に控え、オバマ前大統領がオハイオ・ミシガン両州で民主党候補の応援に立った。同じ週末、北朝鮮の金正恩総書記が中国・丹東を訪問して中国共産党幹部と会談し、日本と米国は長射程対艦ミサイル発射装置を初めて展開した合同演習「キーン・ソード」を実施。さらにフランスで41万人規模のデモが発生し、ウクライナ南部では米国仲介による局地的停戦が合意された。 ## この回が答えていること ### オバマ前大統領はなぜ中間選挙直前にオハイオ・ミシガン両州を訪れ、何を訴えたか? オバマ前大統領はオハイオとミシガンを訪問し、民主党候補の応援演説を実施。デトロイトではアブドゥル・エル=サイード候補を支援し、「物価上昇の責任はトランプ政権にあり、この選挙は政権の無謀さを抑える最後の最良の機会だ」と訴えた。民主党は無党派層の取り込みにオバマの高い人気を活用する狙いとみられる。 ### 金正恩総書記の中国・丹東訪問の内容と、背景にある外交的な狙いは何か? 金正恩は中国・遼寧省丹東を訪問し、政治局常務委員(序列4位)の王滬寧と会談。朝鮮戦争をテーマにした博物館を視察し、両国の「歴史的友好」の継続と実務的協力の拡大への希望を表明した。中国側は戦略的疎通の強化と安定した環境の整備を約束。アペックが来月中国で開催される中、米国との交渉再開を視野に中国との関係強化を図る意図があるとみられる。 ### 日米合同演習「キーン・ソード」で初めて展開された長射程ミサイルとはどのようなものか? 射程約1000kmの12式地対艦誘導弾(長射程型)の発射装置が、日米合同演習「キーン・ソード」に初めて展開された。装置は熊本の陸上自衛隊健軍駐屯地に3月から配備済みで、日米双方の情報を活用した発射手順を確認。防衛省は米軍の情報を活用した長射程ミサイル運用によって両軍の統合をさらに加速させると説明している。 ### フランスの大規模デモはどのような規模・経緯で、当局はどう対応したか? 労働組合が支援する全国デモが開催され、内務省推計で全国41万人が参加。物価高騰対策などを求めた。17日の前回デモでは破壊行為・略奪が発生したため、当局は7万人の治安要員を配置。パリでは行進ルートを市中心部から外し、機動隊が待機したが、解散時に衝突が起きて放水砲・催涙ガスが使用された。南部マルセイユや南東部グルノーブルでは略奪が発生し、全国で約1000人が身柄を拘束された。 ### ウクライナ・オレシュキーでの停戦合意の内容と、現地の人道状況はどうなっているか? 米国の仲介でロシアとウクライナが南部ヘルソン州オレシュキーでの局地的停戦に合意し、火曜日午前3時から人道作戦のための停戦が始まる予定。ゼレンスキー大統領は食料・医薬品の搬入と民間人の避難路確保に期待を示した。オレシュキーではすでに飢えや凍死による死亡が報告されており、厳冬を前に状況が急速に悪化している。 ## 本文 ## オバマ氏、民主党支援のためオハイオ・ミシガンへ アメリカ中間選挙まで1週間あまりとなった土曜日、オバマ前大統領がオハイオ州とミシガン州を訪問した。両州では上院議席をめぐる接戦が予想されている。ミシガン州デトロイトでは民主党候補のアブドゥル・エル=サイード氏の応援演説に立ち、「物価上昇はトランプ政権の行動の直接的結果であり、最大の原因は不必要な戦争を始めたことだ」と批判。「この選挙はこの政権の無謀さを食い止める最後の最良の機会だ」と呼びかけた。民主党は無党派層取り込みにオバマ氏の知名度を活かす戦略とみられる。 一方、トランプ大統領は南部ジョージア州で集会を開き、「自分が候補のつもりで投票に行ってほしい」と支持者に呼びかけた。またオバマ前大統領が過去に「米国は製造業の国ではない」と述べたと批判し、「製造業の雇用こそが国を動かす本物の仕事だ」と強調した。 ## 金正恩、中国・丹東を訪問 王滬寧と会談 北朝鮮の金正恩総書記が中国を訪問し、共産党最高幹部の一人と会談した。中国政府の発表によると、金正恩は遼寧省丹東を訪問し、政治局常務委員(序列4位)の王滬寧と会談した。金正恩の訪中は昨年9月以来で、朝鮮戦争をテーマとした博物館を視察。中国が同戦争への参戦から76周年を迎える前日にあたる日程だった。 会談では、金正恩が両国関係のさらなる強化への意欲を示し、「歴史的友好の継続と実務協力の拡大」を希望した。王滬寧側は戦略的疎通・協力の強化と、両国の主権・安全・発展の利益を守るための平和で安定した環境の整備を約束したと伝えられている。また、金正恩は現地の自動車工場を視察し、王滬寧は今月初めに開通した新鴨緑江大橋で見送ったという。来月中国でAPEC首脳会議が開催されることもあり、観測筋はこの訪問を、北朝鮮が米国との交渉再開を視野に中国との連携を強める動きとして捉えている。 ## 日米「キーン・ソード」演習に長射程ミサイル初展開 日本の自衛隊と米軍による合同野外訓練演習「キーン・ソード」で、長射程の12式地対艦誘導弾(長射程型)の発射装置が初めて展開され、日曜日にメディアへ公開された。同演習は隔年実施で日本防衛のシナリオを想定したもので、10月19日から11日間にわたり実施。日米合わせて約5万7000人が参加し、オーストラリア・カナダを含む7か国も加わる過去最大規模の演習となっている。33都道府県でミサイル防衛や上陸訓練が行われている。 問題の発射装置は、3月から熊本・陸上自衛隊健軍駐屯地に配備済みで、射程は約1000km。有事の際に反撃目標を攻撃できるとされる。今回の演習では日米双方の情報をもとに目標を設定し、発射手順を確認した。防衛省は今後、米軍の情報を活用した長射程ミサイルの運用により、両軍の統合をさらに加速させると説明している。 ## フランス全国デモ、41万人参加 各地で衝突・略奪 フランスで労働組合が支援する全国デモが再び行われた。物価高騰対策などを求め全国各地で集会が開かれ、内務省の推計によると参加者は計41万人に達した。10月17日の前回デモでは破壊行為や略奪が発生したため、当局はその後7万人の治安要員を投入した。パリでは行進ルートを市中心部から外し、機動隊が待機する体制を敷いたが、参加者の一人は「前回の危険は知っていたが、声を上げ続けるために来た」と語った。 パリの行進は大きな事件なく終了したものの、解散時に警察が群衆を解散させようとすると衝突が発生し、放水砲と催涙ガスが使用された。南部マルセイユでは市長が複数の地点での略奪未遂を報告、南東部グルノーブルでもスーパーなどが略奪被害に遭ったとAFP通信が伝えた。内務省のロラン・ニュネス大臣によると、全国でデモに関連して約1000人が身柄を拘束された。 ## ウクライナ・オレシュキーで局地停戦 人道危機に対応 ウクライナのゼレンスキー大統領は、米国の仲介で合意したロシアとの停戦がヘルソン州オレシュキーの人道状況改善につながると期待を表明した。土曜日のビデオ声明で、オレシュキーへのアクセス解除によって食料・医薬品の搬入と民間人の戦闘区域からの避難が可能になると述べた。オレシュキーはロシアが一方的に併合を主張するヘルソン州の南部に位置し、飢えや凍死による死亡が報告されるなど人道状況が急速に悪化している。 米国は金曜日、ロシアとウクライナがオレシュキーでの全軍事行動を一時停止することで合意したと発表。ウクライナ軍参謀本部によると停戦は火曜日午前3時から人道作戦のために始まる予定で、ロシア側も同じタイミングでの停戦開始を発表している。厳冬を前に現地の状況をこれ以上悪化させられるかどうかに注目が集まっている。 また、ゼレンスキー大統領は、ロシアのドローン迎撃などに必要なスペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」の通信速度制限が解除されたと明らかにした。ウクライナ側は利用規約違反を理由にサービスが一部制限され、ドローン迎撃などの作戦に支障が出ていたと説明。スペースXのイーロン・マスクCEOは同日SNS投稿で「ウクライナ軍が規約に違反し、先週そのループホールを塞いだ」と述べた。一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは米当局の話として、トランプ大統領がマスク氏に電話で制限解除を求めたと報じている。 ## この回の要点 - オバマ前大統領が中間選挙直前に民主党支援の遊説に立ち、トランプ政権の物価上昇責任と「不必要な戦争」を正面から批判した。 - 金正恩が丹東で中国共産党序列4位の王滬寧と会談し、APECを控えた米国との交渉再開を視野に中国との連携強化を図った。 - 日米「キーン・ソード」演習で射程1000kmの長射程ミサイル発射装置が初展開され、両軍の統合運用が新段階に入った。