# 2026年9月23日(水)コメンテーター:佐々木俊尚 - Show: 飯田浩司のOK! Cozy up! Podcast【最新回のみ】 - Published: 2026-09-23 - Canonical: https://podc.club/episode/1366187377_b3de72eb4587.html - Audio: https://traffic.omny.fm/d/clips/67122501-9b17-4d77-84bd-a93d00dc791e/3c31cad9-230a-4a5f-b487-a9de001adcdd/0285b191-9ae1-42c0-b1e8-b4cd017a3306/audio.mp3?utm_source=Podcast&in_playlist=47a5ec59-4c22-496d-b71d-b2a4001ebd5d - Source: この記事は、配信音声の冒頭30分ぶんを機械で文字起こしし、それをもとに編集したものです。番組の公式な要約ではありません。 台風25号による記録的な大雨で千葉県・神奈川県に死者7人、行方不明5人の被害が出て、防衛省・自衛隊が千葉県からの災害派遣要請を受理した。コメンテーターの佐々木俊尚さんが、想定を超える雨量に排水インフラが追いつかない実情や自衛隊の初動対応、世界的な水不足と日本の水害過多という逆説、地方銀行の投資姿勢の変化、そしてニューヨークでの日米首脳会談まで幅広く解説した。 ## この回が答えていること ### 台風25号による千葉・神奈川の被害はどのようなものだったか? 千葉県で土砂崩れにより5人が死亡し2人が行方不明、神奈川県でも2人死亡・3人不明となった。防衛省は千葉県の要請で約90人態勢の災害派遣を実施、千葉では河川5つが氾濫し桜市高崎川流域の住宅地が浸水、およそ300世帯が一時孤立した。 ### 想定を超える大雨に対して日本の治水インフラはどんな課題を抱えているか? 日本の都市の多くは1時間50ミリ程度の雨を想定して排水設計をしているが、今回は100ミリを超える雨量に見舞われた。埼玉のコシガヤレイクタウンは巨大な調整池のおかげで浸水を免れたが、多くの都市は同様の遊水機能を備えておらず、想定超えの豪雨に対応しきれていない。 ### 世界的な水不足と日本の水害過多が同時に起きているのはなぜか? *(この記事の本文だけでは答えていません。本編をお聴きください。)* ### ロシアとウクライナの「エネルギー施設への攻撃停止」はなぜ現実味を帯びているのか? ロシアは石油基地への攻撃で国庫収入が細り、ウクライナ側もパトリオットなど防空ミサイルが枯渇しつつある。加えてトランプ大統領が11月の中間選挙をにらみガソリン価格を抑えたい思惑もあり、双方に利のある停戦が成立し得る状況にあるため。 ### ニューヨークでの日米首脳会談では何が話し合われたのか? 高市総理とトランプ大統領が対面では4回目となる日米首脳会談をニューヨークで実施し、2日後に控える米中首脳会談を前に、インド太平洋情勢や経済安全保障について踏み込んだ協議を行ったと同行記者が伝えた。 ## 本文 ## 台風25号 千葉・神奈川で死者7人、防衛省が災害派遣 台風25号による大雨で千葉県と神奈川県に大きな被害が出た。千葉県内では土砂崩れで5人が死亡し2人の行方が分かっていない。神奈川県でも2人が死亡、3人の行方が分からない。防衛省・自衛隊は千葉県からの災害派遣要請を受理し、およそ90人態勢で活動している。千葉県内では5つの河川や沼が氾濫し、桜市の高崎川流域では住宅地が浸水し、およそ300世帯が一時孤立した。佐々木俊尚さんは、知人が住む鎌倉の御成通りや小町通り一帯が水没して川のようになったと紹介し、三浦半島や房総半島など山がちな地形の地域で、これまで経験のない被害が出ていると指摘した。 ## 治水インフラの限界と自衛隊の初動 佐々木さんは、埼玉のコシガヤレイクタウンが巨大な調整池を備えていたおかげで浸水を免れたと説明。日本の都市の多くは1時間50ミリ程度の雨を想定して排水設計をしているが、今回は100ミリを超える雨量に見舞われたと述べた。渋谷の地下や新横浜・鶴見川沿いの駐車場のような非常時の遊水地、江戸時代の「かすみ堤」のようにあえて田畑を氾濫させて住宅地を守る発想にも触れた。自衛隊は要請前から現地に連絡員を送って必要な支援を把握しており、今後はAIやレーザー測量による地形解析で土砂災害の危険箇所を予測する技術の活用が進むのではと語った。 ## 地方銀行のフェーズ転換と地方の起業 日経新聞1面の「大手行、国内投資でM&A」という記事を受け、佐々木さんは地方銀行や信用金庫の間で「余剰資金の獲得が先」という考え方から投資先を探す姿勢へ変わりつつあると紹介。地方に移住した若者が新しいビジネスを始め、シャッター街の店主が変わって新しい店ができる動きが各地で見られると語った。 ## 世界的な水不足と日本の水害という逆説 佐々木さんは、AIデータセンターの冷却に大量の水が使われ、カスピ海が縮小するなど世界では水不足が問題になっている一方、日本では水が多すぎて困っているという逆説的な状況を指摘した。 ## ウクライナ「エネルギー停戦」とニューヨークでの日米首脳会談 ゼレンスキー大統領は、ロシアとのエネルギー施設への攻撃停止であればいかなる形式にも応じる用意があると表明した。佐々木さんは、ロシアの石油基地への攻撃で国庫収入が細っていること、ウクライナ側もパトリオットなど防空ミサイルが枯渇していることを背景に、トランプ大統領が11月の中間選挙をにらんでガソリン価格を抑えたい思惑もあり、双方に利のある停戦が成立し得ると分析した。一方でドンバス地方の帰属は決着せず、無人海上艇同士の戦闘という新局面も紹介した。ニューヨークでは高市総理がトランプ大統領と対面では4回目となる日米首脳会談を実施し、2日後に控える米中首脳会談を前に、インド太平洋情勢や経済安全保障について踏み込んだ協議を行ったと同行記者が伝えた。 ## この回の要点 - 台風25号で千葉・神奈川に死者7人、行方不明5人の被害が出て自衛隊が災害派遣に当たった。 - 1時間50ミリ想定の排水設計が100ミリ超の雨量に追いつかず、遊水地や「かすみ堤」的発想が改めて注目された。 - 地方銀行の投資姿勢の変化、世界的な水不足との逆説、日米首脳会談の3点が語られた。